2012年2月20日に、日本国立感染症研究所(NIID) 所長渡辺治雄博士一行は中国食品医薬品検定研究院を訪問し、そして、共同でワクチン研究と品質コントロールセミナーを主催した。
セミナーにおいて、中国食品医薬品検定研究院王軍志副院長は、NIIDはバイオ製品の品質コントロール、伝染病研究等の面での成績が著しく、そしてWHO協力センターとしてWHOの関係業務に参与し、双方が今回のセミナーを契機として、協力をより一層深め、ウィン・ウィンの長期的な効果を持つ協力メカニズムを築き上げるようと希望した。渡辺所長は、双方はワクチン品質コントロール研究と伝染病予防の面での職責は一致であり、学術的な交流を通じ、経験共有することができ、中検院との交流協力を絶えず拡大するよう望んだと語った。
セミナーが終了後、中検院の李雲龍院長は渡辺所長の一行と会見し、双方が如何に協力を強めさせるかについて意見交換を行なった。李雲龍院長は、定期的に学術交流活動を行うこと、短期訪問学者の相互派遺、勉強しあうこと、早急に解決する必要な肝心な技術を選択し、共同で難関を攻せ、成果を共有すること、国際協力の舞台で、互いに助け合い、支持しあい、共に向上し、自国の国民にサービスを提供すると共に、世界の人々の健康に、共に更なる大きな貢献を捧げること、今回の訪問を契機として、より一層協力の深さと広さを強化し、適切な時機で、MOUの調印を考えることができ、双方の協力交流を定期化すること、等の意見を示した。渡辺所長は、李院長の意見に非常に同意することを示し、双方の協力を順調に行なうように望んだ。
(出所:中国食品医薬品検定研究院ウェブサイト 2012年2月27日)