WHOがワクチン試験室としての中国食品医薬品検定研究院バイオ製品検定所に対し初回評価を実施
世界保健機構(WHO)の品質安全標準化チーム(QSS)はWHOワクチン先行認証合同試験室とする中国食品医薬品検定研究院(以下は中検院と略称する)バイオ製品検定所に対し、初回評価を実施した。
評価実施のための会議では、両者は評価の目的、WHOワクチン先行認証・検査実施プロジェクト、WHO合同ワクチン試験室に対する検査と評価、中検院の品質管理体制及びそのバイオ製品検定の全体状況と今回の評価で対象となったワクチンの検査について意見交換を行った。WHOの西太平洋地域部署は中国が長期にわたってその西太平洋連盟(Regional Alliance)によるワクチン安全性管理のために協力、寄与することに感謝の意を表し、緊密な提携を継続する意向を示した。WHOの中国事務所は中検院とWHOの提携プロジェクトをサポートし、両者の協力でユニセフに安全かつ効果的なワクチンを提供することへの期待を示した。30日午後に開催された総括会議では、中検院の李雲龍・院長はWHOの2人の専門家に感謝し、多大な支持と協力をしてくれたWHOの中国事務所にも感謝し、中検院が全世界レベルでのワクチン品質管理とワクチン供給することで貢献したいという意欲も述べた。そして、同会議でWHOの専門家は評価結果を報告した。
(出所:中国食品医薬品検定研究院サイト 2012-12-17)