最近、中国食品医薬品検定研究院標準物質と標準化研究所は、112種類の偽造されやすい医薬品を、包装と外見で鑑別するデータベースを創設すると同時に、近赤外線図録比較モデルもつくった。このデータベースを通して、これらの偽造されやすい医薬品の「一外」（外部の包装）、「一内」（内部の成分）をすばやく鑑別、検測できる。

同データベースには医薬品の基本情報と医薬品の真偽を判断するポイントはもちろん、一部の薬品の本物と偽物を比較した写真も含まれている。また、基本医薬品の電子監督管理コードを調べるサイトもリンク先として含まれている。同データベースはコンピュータを通して利用できるほか、携帯電話を通して、バーコード、電子監督コードをスキャンしたり、キーワード入力の形で検索したり、チェックしたり、意見交換を行ったりして利用できる。同データベースに収録されている医薬品の品目は常用薬もあれば、単価が数万元以上で癌治療に使用する輸入バイオ製品などもある。

（出所：中国食品医薬品検定研究院　2013-04-09）