2013年9月25日、第八回国家医薬品関係標準物質委員会設立大会および標準物質学術検討会が開催された。
新設の第八回国家医薬品関係標準物質委員会の主任委員、中国食品医薬品検定研究院(以下「中検院」と略称する)院長の李雲龍氏が今回の会議で報告を行った。その話によると、新しい情勢での食品・医薬品監督管理の需要と社会の需要に応えるために、中検院は引き続き新型用途の標準物質の研究と開発により力を入れ、多分野・多種類の標準物質を開発し、違法添加物類成分の検査用、医療機器検査用標準物質を開発し、輸入先発医薬品における不純物の対照物および地方標準から国家標準へ昇格するプロセスで含有量測定を行う標準物質などを開発するという。また、医薬品関係標準物質の実物バンクに保存される物質の品目と量を増やし、その供給配分の能力を高め、応急のための医薬品関係標準物質の貯蓄と調達メカニズムを整備する予定だという。
なお、会議では、国家食品医薬品監督管理総局の孫咸澤党委員会メンバーは、国家医薬品関係標準物質は一種類の特殊で特別供給の製品で、その管理モデルを逐次に転換させ、全プロセスに対する規範的、集中的な管理を実施しなければならないと指摘した。新設の第八回国家医薬品関係標準物質委員会は医薬品関係標準物質の管理をより強化し、医薬品標準の発表と発展を積極的にフォローし、貯蓄と供給の管理計画を予め制定し、国際交流と協力に力を入れ、国レベルの医薬品評価のための抜取検査、2012年版基本医薬品目録および2015年版薬局方における標準物質に対する検査の円滑な実施を保障し、医薬品の監督と検査に、物的な準備と技術的なサポートを提供しなければならないとも指摘した。
(出所:中国医薬報2013-09-27)