2015年3月1日から21日まで、中国食品医薬品検定研究院邹健副院長が団長を務め、国家食品医薬品監督管理総局、中国食品医薬品検定研究院、国家薬局方委員会および11の省(市)の食品医薬品検査機構からのメンバー18人を含む代表団は国家食品医薬品監督管理総局の許可を得たうえで、アメリカに向かい、第七回中米薬局方・医薬品標準管理関係研修を受けた。今回の研修は国家薬局方委員会の主催によって行われた。
研修はアメリカメリーランド州にあるアメリカ薬局方委員会(USP)本部、ノースカロライナ州立大学バイオ製造研修・教育センター(NTEC)および関係企業と実験室で、USPの医薬品標準管理、アメリカにおける食品医薬品監督管理、実験室の建設と管理などの内容をめぐって行われた。研修者たちはUSPの組織構造と職能、標準体制の確立と内容、標準制定手順、標準品の製造と準備、グローバルな薬局方協調性関係業務やアメリカ食品医薬品局(FDA)の組織構成と職能、医薬品審査評価手順、関係法律・法規の確立および薬物品質関係事件の緊急対応、添加剤管理、医薬品生産管理などについて勉強し、海外における関係分野の最新法規と技術要求、発展状況と傾向などを把握した。また、FDAバイオ製品評価研究センターおよびワクチンと関係バイオ製品モニタリング委員会という組織が開催した2015-2016年インフルエンザ・シーズンにおけるインフルエンザワクチン選定を主題とする検証会も傍聴し、関係検証手順と要求についても概括的に理解した。
今回の研修を通して、研修者たちはアメリカの医薬品標準管理と食品医薬品監督管理の各方面を全面的に把握でき、見識を深め、視野を広め、考えの道筋を拡大させ、食品医薬品標準管理の強化と食品医薬品検査機構業務実施能力の向上などのために参考になる経験をたくさん積んだ。その次のステップとしては、勉強の成果を積極的に転化、応用するよう促進し、食品医薬品監督管理の技術水準と技術サポート能力の向上に努める予定だという。
(出所:中国食品医薬品検定研究院サイト2015-03-31)