2011年4月21日に、中米薬典2011年第一回ハイレベル会談が北京で開催された。会談では中国とアメリカ両国は互いに国際事務顧問の招聘、協力覚え書き（MOU）双方作業部会業務の進展情況、より一層の協力及びMOUの結び続け等のことをめぐって十分に討論した。国家食品医薬品監督管理局副局長兼国家薬典委員会秘書長呉湞氏、アメリカ薬局方委員代表執行役ロジャーウィリアムズ氏、国家薬局方委員会副秘書長周福成氏、王平両氏及び双方各作業部会のメンバーが会談に出席した。

　会談では始めに、双方による国際事務顧問招聘式を行った。国家食品医薬品監督管理局の合意で中国国家薬局方委員会はロジャー氏が国際事務名誉顧問に就任した。ロジャー氏もアメリカ薬局方委員会を代表して呉湞秘書長に国際事務特別顧問証書を授与した。呉湞秘書長は招聘書発行式において、2008年中米双方薬局方委員会が協力覚え書きの調印以降、ロジャー氏が中米両国の薬局方の協力を積極的に推進し、両国医薬品の協力、中米国際フォーラムの開催、技術要員の交流等の為に、たゆまず努力と貢献をした。そして、中国薬局方委員会の招聘した初めての外国籍の専門家であると語った。

　会議では双方がMOU三つの作業部会の業務進展情況を報告し、そして、協力の深化と分野拡大等のことについて初歩的な討論を行った。呉湞秘書長は中米双方が現在の比較的に完備した協力の枠の下、引き継きその他の合作分野を開拓し、両国薬局方委員会の協力がもっと深く、広く展開させることを望んでいると示した。会議においては、双方が提出した意見及び提案について初歩的に合意、協力の意向が形成した。

　会議の最後にMOU協議結び続ける調印式が行われた。今回会議の開催は中米薬局方の協力は新しい段階に入ったことを示した。

（出所：国家薬典委員会 2011-04-25）