国家医薬品監督管理局によるグロフィタマブ注射液の上市を条件付きで承認
最近、国家医薬品監督管理局は、優先審査承認プログラムを通じて、Roche Pharma(Schweiz)AGが申請したグロフィタマブ注射液(商品名:高羅華/Columvi)の上市を条件付きで承認した。少なくとも二次以上の全身療法を受けた後の成人患者における再発または難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療に適用する。
グロフィタマブ注射液はバイスペシフィック抗体で、B細胞表面のCD20とT細胞表面のCD3に同時に結合することにより、免疫シナプスの形成を媒介し、その後T細胞の活性化と増殖、サイトカインの分泌、細胞溶解タンパク質の放出を引き起こし、CD20を発現するB細胞の溶解を誘導する。
この製品の上市により、再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の成人患者に新たな治療選択肢が提供される。
(出所:国家医薬品監督管理局サイト2023-11-08)