中国薬学会主催、北京大学薬学院運営の「中国薬学」（英文版）(Journal of Chinese Pharmaceutical Sciences)が2010年11月に正式に科学技術部中国科学技術情報研究所の「中国科学技術核心定期刊行物」（中国科学技術論文統計源定期刊行物）に入選した。

　「中国科学技術核心定期刊行物」とは中国科学技術情報研究所の「中国科学技術定期刊行物引証報告」より毎年評定され、公布された刊行物で、中国では現在最も権威性がある科学技術定期刊行物評価システムの一つであり、北京大学図書館の「中国語核心定期刊行物」（中国語の定期刊行物のみ収録する）と共に中国の二大の核心科学技術定期刊行物選抜システムとなった。現在、中国薬学会が発行した同刊行物グループに入った定期刊行物が17種ある。

　「中国薬学」（英文版）は中国薬学会が主催した唯一の薬学関係の綜合的英文学術定期刊行物であり、北京大学医学部の唯一の英文定期刊行物でもある。「中国薬学」（英文版）は隔月刊誌であり、定期刊行物の独立のウェブサイト(www.jcps.ac.cn)を有し、最新号と従来号の全文をウェブサイトに掲載し、（OA）の取得を開放している。また定期刊行物の各論文にDOI（Digital Object Identifier）号を登録することで、クロスプラットフォームのリンクを実現し、定期刊行物に掲載する論文の国内外での知名度とアクセス可能性を高めた。

　現在、中国では英文版の学術定期刊行物が212種あり、対外学術交流の窓口として、中国の科学技術定期刊行物の国際化プロセスにおいて重要な役割を果たしている。中国科学技術情報研究所2009年「中国英文版科学技術定期刊行物引証報告」のデータによると、「中国薬学」（英文版）は影響因子が0.587で（第四位）、H指数が第2位で、大学の英文定期刊行物の中において上位にある。

（出所：中国薬学会ウェブサイト　2011－01－21）