「第十一期五ヵ年計画」期間中に、国からの資金援助と産学研の提携を奨励するという政策誘導の元、新薬R＆Dは産業とのマッチング状況は昔と比べると全体的な好転を遂げた。新薬創造専門プロジェクトは中央財政から3億元近くの資金投入の刺激を受け、地方政府及び企業から10億元を超える投資を獲得した。

　衛生部科学教育司長の何偉氏はマスコミに、「第十二期五ヵ年計画」期間中に新薬創製専門プロジェクトは自主科学技術イノベーション能力、成果転換能力と市場競争力という三つの能力の増強を重点とし、総合的プラットフォーム、産学研提携とハイテクパークという三つの基盤に頼り、有効に新薬の研究開発チェーンと産業チェーンとの結びつきを促進すると説明した。

　「重大新薬創製」科学技術専門プロジェクト管理事務室の統計データによると、2011年3月末までに、「重大新薬創製」専門プロジェクト支援の基、全国で16種の品種が新薬証書を取得し、20種の品種が新薬登録申請を提出、10種余りの自主的に研究開発された新薬が先進国で臨床試験を行われ、18種の品種がすべての研究業務を完成し、36種の品種が第Ⅲ相臨床研究段階にあたり、96種の品種が第Ⅰ、Ⅱ相の臨床研究段階に入り、200種近くの品種が前臨床研究段階に入り、500種近くの候補薬物が研究されているところであることを明らかにした。一部の新薬研究開発の創造性と品質は明らかにアップされ、国際の先端レベルに近づいている。その内、3分の2近くの新薬は世界ではじめて化学構造及びターゲットが確定された第一類に属する新薬であった。

　新薬創製専門プロジェクトを担当する関係者の話しによると、現在積極的に国家食品薬品監督管理局、人力資源と社会保障部などの部門と提携し、革新薬物に対する審査評定と審査承認、医療保険目録への参入などの面における政策を研究していることを明らかにした。「同時に、国家医薬衛生体制の改革と結びつけて、国家基本医薬品目録に参入した大きな品種の技術改造に対する支援を強化することで、新薬創製専門プロジェクトを直接医薬衛生体制改革に役に立てる」と語った。

（出所：医薬経済報　2011年04月18日）