2011年2月18日、世界保健機関((WHO)は正式に中国ワクチン監督管理システムがWHOの評価に合格したと通知した。これは、中国のワクチン生産が比較的完全な薬品監督管理システムを備え、ワクチン産業がより大きな発展余地を得て、ワクチンの品質が広い範囲での向上を得たことを示した。そのため、国家食品薬品監督管理局は通報を発布して、医薬品認証管理センターなどの17のワクチンシステム評価に参与した関係機関を表彰した。
医薬品認証管理センターはワクチンシステム評価のプロセスにおいて、法規検査分の大部分の内容及び発売許可と臨床試験の一部の業務内容を担当した。医薬品認証管理センターは五期のワクチン製品検査員育成コースの組織業務を担当して、5ヶ月にわたって計90名のGMP検査員を育成した。同時に、ワクチンに対するフォロー検査を展開した。2009年から、医薬品認証管理センターはワクチンに対してGMP認証を行うことを前提で、次第にワクチンに対するフォロー検査を展開してきた。2010年まで、センターは国内の稼動中の数社のワクチン生産企業の重点品種を対象にフォロー検査を組織し、また検査のプロセスにおいてワクチン生産企業に存在しているリスクを見つけ、ワクチン生産に対する日常的監督管理検査業務の重点を見出すことで、今後の業務展開に立派な基礎を築き上げた。
ワクチンシステムに対する評価の中に、品質管理システム(QMS)を検査することがキーポイントの一つである。医薬品認証管理センターは厳格的に国家食品薬品監督管理局WHO評価業務協調グループの要求に従って、時間通りに手配された品質管理システムの構築業務を完成した。品質アニュアルなどの各種のプログラム文書を起草しあげ、WHOの要求に合致した医薬品検査品質管理システムを構築したので、WHOの評価専門家に認められた。
その他、医薬品認証管理センターはWHOの評価指標と照合し、提出すべき文書に対してとりまとめを行い、また関係者を集めて3回にわたって評価、報告の業務に対して論議を行った。丁寧かつ能率的に業務を運ばれたので、評価専門家は薬品認証管理センターが担当した三つの評価内容が全部高く評価された。
(出所:薬品認証管理センターのウェブサイト 2011年04月21日)