2011年10月18日から19日まで、中国医薬工業科学研究開発促進会（以下は中国薬促会と称す）とアメリカ医薬品研究と製造業者協会が共催した「2011年中米医薬品産業サミット」が北京で開催された。本サミットのテーマは「知的所有権保護と医薬品産業のイノベーション発展」である。全国人民代表大会常務委員会桑国衛副委員長は開幕式に出席し、基調講演を行い、国家食品医薬品監督管理局辺振甲副局長は開幕式に出席して講演を発表した。

辺振甲氏は、現在、中国医薬品産業は、医薬品衛生体制の改革、国民経済と社会発展の第十二期五ヵ年計画綱要の実施、及び産業構造の最適化・グレードアップによりもたらしてくる大きなチャンスとチャレンジに直面している。医薬品のイノベーションには投資額が多く、リスクが高く、難度が高く、周期が長く、市場が広いとの特徴があり、知的所有権保護、特に特許権保護に対する依存度が最も高い技術分野の一つである。食品医薬品監督管理部門は、医薬品の登録、審査批准に関わる特許権問題を高く注目し、医薬品登録、審査批准業務において最大限に特許権者の合法の権益を保護することを堅持すると述べた。

　 辺振甲氏は、今回のサミット及び今後の中国薬促会とアメリカ医薬品研究と製造業者協会との間の長期にわたる突っ込んだ交流と学習を通じ、相手国の国情を尊重しあう基礎を踏まえて、絶えず両国が医薬品知的所有権保護システムを整える分野においてのコンセンサスを達成し、提携を強化し、共同に革新薬の研究開発を推進するよう願っていると指摘した。

（出所：SFDAウェブサイト　2011年10月18日）