「中国医薬品産業政策研究」プロジェクトは9月3日にスタートした。国家工業と情報化部は当該プロジェクトを中国薬学会に委託した。調査研究を通じて、中国の医薬品産業発展の現状を分析し、医薬品産業の関係政策を整理し、医薬品産業発展の成行を分析し、中国医薬品産業発展の促進に関する政策アドバイスを提出し、綜合的な国家医薬品産業政策づくりに基礎を構築するためである。

　 全国人民代表大会常務委員会副委員長、中国薬学会理事長桑国衛院士は会議では、中国医薬産業は2020年に「誰でも基本的医療衛生サービスを受けられる」というニーズを満たし、産業規模の成長が2010年より大幅の増で、国民経済の基幹産業となり、製薬大国から製薬強国へとの転換などの一連の戦略目標を実現すべきである。これは、中国医薬品産業政策を研究することの重要な目的である。中国医薬品産業の発展はニーズを牽引車として、医薬品衛生体制の改革、基本医薬品制度の実施及び公衆健康のニーズを満足しなければならなく、イノベーションを支え、新興の戦略的基幹産業発展の目標と任務を実現しなければならなく、産業構造の調整を手がかりとして、産業の競争力を強めなければならなく、品質安全の意識を持って、医薬品の品質安全を確保しなければならないと指摘した。

　 当該プロジェクトは、「中国医薬品産業発展の現状に対する調査研究」、「医薬品産業発展の環境と成行に対する研究」、「医療器械産業発展の環境と成行に対する研究」、「中国現有の医薬品産業政策に対する整理・研究」、「中国2020医薬品産業政策に対する研究」という五つの課題を含め、2013年6月の末に完成されると予定である。

（出所：中国医薬報　2012年09月05日）