2012年11月9日、広東省人民代表大会常務委員会党グループ副書記雷于藍氏は広州で国家食品医薬品監督管理局副局長呉湞氏一行と会見した。双方は広東省と国家食品医薬品監督管理局との連携で、先行先試の関係業務を積極的に徹底させることについて意見交換をした。
今年の3月に、広東省政府と国家食品医薬品監督管理局は共同で広東省食品医薬品安全監督管理先行区をつくると決定して、食品医薬品監督管理メカニズムの改革が広東省で先行先試のワーキング・メカニズムを構築し、関係支援策を研究、公布し、また広州で共同で広東省食品薬品安全監督管理先行区を築き上げるという内容の協力覚書を調印した。
「広東省人民政府・国家食品医薬品監督管理局は共同で広東省食品医薬品安全監督管理先行区を築き上げる覚書」に基づき、国家食品医薬品監督管理局はこのほど、広東省で医薬品審査批准メカニズムの改革を先に試してみることに同意し、広東省と共同で医薬品審査評定機構の建設に同意し、広東省食品薬品監督管理局に行政区域内における新薬技術譲渡、医薬品生産技術譲渡と一部の省を跨る医薬品の委託生産業務に対して技術審査評定と行政審査批准を行うという権限を与えた。
国家食品医薬品監督管理局の同意によると、広東省が先ず医薬品審査批准メカニズムの改革を試してみることは主に三つの面で行うこと。先ず、国家食品医薬品監督管理局は広東省と共同で医薬品審査評定のメカニズムを構築し、広東省の医薬品審査評定の業務資源を十分にいかし、医薬品審査批准メカニズム改革の推進に絶えぬ新たな経験を提供する。次に、新薬技術譲渡と医薬品生産技術譲渡の申請に対して技術審査評定と行政審査認可を行う権限を広東省に与えた。上記の授権は形式審査、開発現場検査、生産現場検査、登録検定、技術審査評定、行政審査批准などの業務内容をカバーする。第三に、広東省内の企業が従事した医薬品の委託生産に対する審査批准することを広東省に授権した。国家食品医薬品監督管理局はバイオ製品と漢方薬注射液を除く省を跨る医薬品委託生産に対する審査批准の権限を広東省に与えた。
広東省食品薬品監督管理局の主な責任者は会見で、具体的な実施案を制定して、国家食品医薬品監督管理局が批准後実施する。今後の業務の中で、権限が与えられた審査批准業務に対する管理を強化し、厳しく関係規定に基づき審査批准を行い、標準が下がらなく、効率が向上することを確保すると示した。
これからの3年間に、双方は業務メカニズムの共同構築と支援政策の研究、食品医薬品に対する監督管理技術サポート・システム建設の強化、食品医薬品に対する監督管理能力建設の強化、食品医薬品産業の最適化とグレードアップ及び健康的な発展に対する推進などの面において協力を展開し、共同で広東省食品薬品安全監督管理先行区建設任務の実現を推進することで一致した。
(出所:SFDAウェブサイト 2012年11月15日)