2013年1月18日、2013年度全国食品医薬品及び医療機械検査業務に関するテレビ電話会議が北京で開催された。国家食品医薬品監督管理局の孫咸澤副局長は会議に出席し、2013年度の検査・検測業務に対する要求を述べた。
同会議では、2012年度の食品医薬品及び医療機械検査・検測業務がレビューされ、食品医薬品及び医療機械検査・検測業務を系統的に成長させる基本ノーハウがまとめられ、2013年度の検査・検測業務の重点が決められ、中国薬学発展賞食品医薬品品質検査技術部門の受賞者が表彰された。
孫咸澤副局長は中国食品医薬品検定研究院(以下は中検院と略称する。)は全体の調整と業務評価に力を入れ、全体的な機能の向上に努めるべきだと強調した。まずは全組織に対する業務指導を強化し、研究協力、技術難関克服、突発事件対応の面で全組織を着実に統率し、リーダーシップを取らなければならないとした。次に全組織を率いて情報化促進手段に関する共通の標準を確立することで情報化の実現を加速させねばならないとした。そして三番目に全組織を率いて業績評価の適切な方法を模索しなければならないという。
また、同会議では、全国における食品医薬品及び医療機械検査・検測組織は「三つのセンター」の建設に力点を置き、情報交換ネットワークの建設を促進することが提案された。第一は全組織のデータ・センターを建設し、国レベルの評価用抜取検査、バイオ製品発売輸入時検査などのプロジェクトに関するデータをデータ・センターで処理し、それぞれのクラスに分類されたデータを公開し、データの共用を実現させる。第二は全組織のリソース・センターを建設し、検品情報、企業情報、供給チェーン情報など医薬品検査に関する基本データと専門データを収集し、まとめ、リソースの共用を実現させる。第三は全組織の検査標準センターを建設し、全国の食品医薬品及び医療機械検査・検測標準を統合し、統一的で高能率なデータ管理と利用の場の確立に努めるという。
(出所:中国医薬報 2013-01-21)