2013年1月24日から25日まで、全国食品医薬品査察会議が雲南省昆明市で開催された。この会議では、2012年度食品医薬品査察作業のまとめが行われ、査察作業の現状分析、2013年度食品医薬品査察作業の重点の研究、その実施に対する配置も出された。国家食品医薬品監督管理局孫咸澤副局長が出席し、談話を発表した。
今回の会議では、2012年度食品医薬品査察作業の成果が高く評価された。偽薬生産販売取締のための部門間会議と「双打」特別プロジェクト(知的財産権侵害と偽造・粗悪商品製造を取り締るプロジェクト)で決定された業務内容によって、全組織は各種法律法規違反行為を厳しく取り締まる姿勢を保ち、知的財産権侵害と偽造商品、インターネットでの医薬品売買、農村市場における偽造・粗悪医薬品を集中的に取り締まり、漢方薬材市場、健康食品・化粧品関係違法添加、インターネットでの偽造医薬品情報伝達に対する特別規正を行い、重大事件の取調べや処置、医薬品・医療機械の監督管理と抜取査察を実施し、基本医薬品全品目をカバーする抜取査察の完了し、問題のある製品をいち早く発見して、その品質に関する情報を公開した。広告とインターネットに対する監督と管理に力を入れ続け、全国で苦情相談・告発受理機構の設立と関連業務体制の確立を促進した。
また今回の会議では、各地が地元の実情によって国レベルの上級機関から割り当てられた業務をしっかりと実行することが要求された。顕著な問題と重要なポイントを重点とし、偽造医薬品の取締に一層力を入れ、開拓と革新、体制の完備、医薬品と医療機械の監督と査察を結び付けて実施する。特別規正を行い、健康食品・化粧品関係違法行為を法律に基づいて取り締り、偽造医薬品広告の掲載とインターネットでの偽造医薬品情報伝達を取り締る。査察の情報化を促進し、査察作業の能率とレベルを高める。査察関係の法律と制度の確立を推し進め、査察機関の職務能力を向上させる。宣伝と情報公開に力を入れる。査察チームの能力を高め、党風の樹立と廉潔政治の建設を促進することなども求められた。さらに「医薬品査察作業に対する指導意見(意見募集バージョン)」と「重要案件監査・監督方法(意見募集バージョン)」についての検討が行われた。
なお今回の会議には、各省、自治区、直轄市、新疆生産建設兵団、計画的独立財政市、副省級省都、総後衛生部医薬品部監督管理局査察業務の担当者、査察部署の責任者及び中央省庁関係部署と直属機関の責任者らが出席した。
(出所:SFDAサイト 2013-01-29)