2013年9月3日から4日まで、第二回中国・アセアン医薬品安全ハイレベルフォーラムが南寧市で開催された。同フォーラムの共同主催者は国家食品医薬品監督管理総局と広西チワン族自治区自民政府で、中国医薬国際交流センター、広西省食品医薬品監督管理局、中国・アセアン博覧会事務局は開催に協力した。国家食品医薬品監督管理総局の尹力副局長が出席し、基調講演を行った。
尹力副局長は、中国の食品医薬品監督管理機関は医薬品安全監督分野における国際的・地域的な連携を非常に重視し、2011年の初回「中国・アセアン医薬品安全フォーラム」開催以来、中国とアセアン各国は医薬品安全のための協力を深め、医薬品監督管理の経験と成果を分かち合い、医薬品経済と貿易の健康的かつ持続的な発展を促進したと指摘した。統計データによると、中国・アセアン自由貿易区が完全に設立された後、医薬分野における双方の交流は日増しに広がり、2011年中国とアセアンの医薬貿易額は45.14億ドルに達し、2012年は前年同期比13%増の51.14億ドルになり、良好な発展ぶりと巨大な潜在力を示したという。
また、尹力副局長は中国の食品医薬品監督管理機関が積極的に世界と区域の監督管理業務に参加し、関係国の監督管理機関と密接に協力し、国境を超えた偽造・粗悪医薬品製造販売などの犯罪行為の取締に引き続き力を入れ、各区域における医薬品安全保障により寄与すると強調した。
フォーラム開催中、参加者は「医薬品安全監督管理国際協力の新視点」という主題をめぐって、中国とアセアン各国の医薬品監督管理現状をそれぞれ紹介し、特に輸入医薬品の監督管理体制、関連法律・法規およびメカニズムなどについて説明した。また、中国とアセアン各国が直面している医薬品安全状況も分析、検討され、中国とアセアン各国の医薬品監督管理機関間の交流と連携を深め、中国・アセアン間関係製品貿易の健康的な成長を促進した。
中国食品医薬品監督管理総局党委員会メンバーの辺振甲氏は司会を務め、広西チワン自治区人民政府の李康副主席は出席し、挨拶を述べた。ラオス人民民主共和国衛生部副部長のブコン・サハフォン教授、ミャンマー衛生部副部長の呉丹昂博士、ベトナム社会主義共和国衛生部副部長の黎光強氏などアセアン十カ国および香港・マカオ地域の衛生と医薬品監督管理機関の代表らが招きを受けて出席した。中国国家食品医薬品監督管理総局およびその直属機関、各省(直轄市と自治区)レベルの食品医薬品監督管理局の代表および一部の業界から来た代表、合計180人が出席した。
(出所:CFDAサイト2013-09-03)