近年、E・コマースの発展に伴って、我国の医薬品オンライン取引も速く盛んになってきた。しかし、インターネットは消費者に便利さをもたらすと同時に、虚偽医薬情報と偽造・粗悪医薬品に存在する空間を提供した。犯罪者はインターネットを利用して虚偽医薬情報を発表し、偽造・粗悪医薬品を販売し、医薬品市場の秩序を乱し、民衆の身近な利益を損なった。そこで、国家食品医薬品監督管理総局は多くの中央省庁と協力し、医薬品の違法オンライン販売を長期に取り締まってきた。また、2014年5月7日、国家食品医薬品監督管理総局は医薬品オンライン購入消費に関する注意を喚起した。

総局の提示によると、現在、医薬品監督管理機関の許可を取得して合法的に医薬品のオンライン販売を行う医薬品小売企業は184社だという。詳細名簿は同総局のオフィシャル・サイト（www.cfda.gov.cn）の「データ検索」で調べることが可能である。インターネットで誇大宣伝を行う医薬品に必ず警戒し、自主的に医薬品販売サイトの資格と医薬品の許可書番号を確認し、騙されることを防げる。我国で医薬品のオンライン販売を行う際には、食品医薬品監督管理機関が発行した「医薬品インターネット上取引サービス提供資格証」を持たなければならない。現在、ネット薬局は非処方薬（OTC）を販売できるが、「白加黒」、「新康泰克」のようなエフェドリン含有複方製剤を販売できない。処方薬はもちろんネット薬局で販売禁止になっている。医薬品ではないその他の健康食品を販売する場合も関係規定に従わなければならない。その誇大宣伝や消費者の利益を損なうほかの行為は厳禁だという。

（出所：CFDAサイト2014-05-07）