2014年11月9日、第九回薬事行政当局長会合が北京で盛大に開催された。アメリカ、欧州連合、オーストラリア、日本、ブリックス、世界保健機構など25の国と国際組織の医薬品監督管理機構から来た責任者が今回の国際的医薬品監督管理分野の盛会に出席した。中国国家食品医薬品監督管理総局張勇局長はあいさつを述べ、呉湞副局長は開幕式の司会を務めた。
今回の会合の主題は「国による監督管理に基づいたグローバルな監督管理」である。出席した参加国の代表らは「医薬品審査批准」、「医薬品GMP検査と医薬品サプライチェーン」と「偽薬関係国際モニタリングと対応の協力」という三つの内容をめぐって、15のテーマで発表を行った。医薬品監督管理分野で各国が直面している主なチャレンジおよび対応措置について討議し、将来の成り行きおよび監督管理の構想についても検討し、医薬品監督管理機構の間で政策協調と国際協力を展開すると提唱した。今回の会合は参加した国と国際組織の数が歴年の会合を超えただけではなく、グローバル医薬品監督管理機構連盟臨時管理委員会の章程も可決した。
張勇局長のあいさつでは中国の医薬品監督管理実施状況について紹介し、現在のグローバル医薬品監督管理の情勢とチャレンジを分析し、新型で実務的なグローバル医薬品監督管理協力関係の樹立を推し進めるための提案を三つ述べた。一つ目は、協力とウィンウィンの関係を保ち続け、各国の監督管理関係政策制定の自主性を尊重するうえで、監督管理制度の包容性を高め、監督管理の同調性を拡大させること。二つ目は、バランスのとれた発展を続け、各国の監督管理のメリットを生かすよう促進し、各国間監督管理レベルの格差を縮小させること。三つ目は共同安全の方針を堅持し、各種リスクと危機対応の協力メカニズムを強化し、公衆の健康を共同で守ること。張勇局長の発言と提案は参加国のコンセンサスを得た。
今回の会合を通じて、国際医薬品監督管理機構連盟メカニズムの確立に関する議題についても検討し、各国の医薬品監督管理機構間の友好協力を強化し、グローバル医薬品監督管理のレベルの同時向上を促進し、人類の健康と福祉をよりよく保障するために、重要な役割を果たす見込みだ。
(出所:CFDAサイト2014-11-21)