2014年11月20日から21日まで、国際医薬品監督管理機構連盟臨時管理委員会会議が北京で開催された。会議では、「国際医薬品監督管理機構連盟臨時管理委員会章程」が可決された。これは国際医薬品監督管理機構連盟の誕生を意味している。連盟臨時管理委員会のメンバーである22の国と国際組織からの代表らが会議に出席した。中国国家食品医薬品監督管理総局の呉湞副局長が国家食品医薬品監督管理総局の代表として会議に出席し、総括スピーチを行った。
国際医薬品監督管理機構連盟は現存の国際協力に基づき、連盟のメンバーが共同で戦略決定と企画を行い、知識、情報と経験を分かち合い、監督管理の手段を革新することによって結成されたもので、協力、資源の有効的な利用を通して監督管理能率を高め、各国の医薬品監督管理機構に業務実施能力向上に関するサポートを提供している。連盟は現在、企画を立てる段階にあり、中国、カナダ、アイルランド、アメリカ、ブラジル、欧州連合など13の国と組織の医薬品監督管理機構からなる連盟臨時管理委員会は、臨時連盟段階の関係業務の企画と統括を行う。
呉湞副局長は総括のスピーチで、連盟の成立、章程の可決に対する祝賀の意を表し、国際医薬品監督管理機構連盟の成立は国際監督管理機構の協力の促進、情報の共同利用、資源割当の最適化、チャレンジの共同対応に役立てると述べた。また、中国国家食品医薬品監督管理総局は引き続き連盟の発展をサポートし、積極的に連盟の業務に携わるという。
今回の会議では、「国際医薬品監督管理機構連盟臨時管理委員会章程」が可決された他、事務局の業務、プロジェクトの進捗状況と将来への展望などのテーマでいろいろ議論された。国際協力業績のまとめおよび企画、ほかの国際組織と利益関係者とのコミュニケーション、連盟メンバーによる情報共同利用の迅速化、医薬品GMP関係検査、ジェネリック医薬品監督管理など連盟の臨時組織段階の関係業務についての回顧と検証も行われた。
国家食品医薬品監督管理総局の国際協力司の責任者と代表が会議に出席し、関係テーマの議論にも積極的に参加し、重要内容について中国の意見と立場を表明した。
連盟の22のメンバーは、アイルランド、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、フランス、韓国、オランダ、カナダ、アメリカ、メキシコ、南アフリカ、ナイジェリア、欧州連合、日本、スウェーデン、スイス、シンガポール、ニュージーランド、イタリア、イギリス、中国、世界保健機構である。
また、管理委員会の13のコアメンバーは、アイルランド、オーストラリア、ブラジル、オランダ、カナダ、アメリカ、南アフリカ、欧州連合、日本、シンガポール、イタリア、イギリス、中国である。
(出所:CFDAサイト2014-11-21)