国家食品医薬品監督管理総局は食品医薬品関係検査・測定システムの確立により力を入れ、検査・測定の技術サポートの重要な役割をよりよく発揮させるために、「食品医薬品関係検査・測定システム確立に力を入れるための指導意見」(以下「指導意見」と略称する。)を制定し、2015年1月23日に発表した。
「指導意見」は「2020年までに、国レベルの検査・測定機構をリーダーとし、省レベルの検査・測定機構を中堅とし、市・県レベルの検査・測定機構を基礎とし、科学的で公正性と権威性を持ち、能率の高い食品医薬品関係検査・測定システムを確立し、第三者機構の役割を十分に発揮させ、検査・測定能力が食品、医薬品監督管理と産業発展の需要を基本的に満たすよう」という全体目標を確定した。
また、「指導意見」は食品医薬品関係検査・測定システムの「四三二」というモデルを確立した。すなわち、食品(健康食品を含む。)の検査・測定システムに関しては、国、省、市、県という4つのレベルの検査・測定機構の確立を手厚く応援する。医薬品・化粧品(「医薬品」と総称する。)の検査・測定システムに関しては、国、省、市という3つのレベルの検査・測定機構の確立を手厚く応援する。医療機器の検査・測定システムに関しては、国、省という2つのレベルの検査・測定機構の確立を手厚く応援する。各レベルの検査・測定機構の機能を明確にし、検査・測定システムの食品医薬品監督管理にサービスするという中心的な職能を強化し、検査・測定機構の公益的な属性を目立たせた。改革の任務、ハードウェアによる保障の強化、人材とチームの育成の強化、制度・体制の整備、検査・測定・研究能力の向上、検査・測定情報共同利用の促進という6項目の重点任務を割り当て、各機構の責任を明確にし、統括と協調に力を入れ、審査の厳しい実施を通して4つの保障メカニズムの発展を促進するという。
「指導意見」の制定と発表は、国家食品医薬品監督管理総局による食品医薬品関係検査・測定システムのトップ・デザインを基本的に完了し、食品医薬品関係検査・測定システムの確立により力を入れ、検査・測定能力を高め、食品医薬品監督管理にサービスするためのよい基礎を築いたことを意味している。
(出所:CFDAサイト2015-01-30)