2015年10月29日、国家標準化管理委員会と国家漢方医薬管理局は共同で「漢方処方エンコード規則およびコード」(GB/T 31773-2015)、「漢方薬エンコード規則およびコード」(GB/T 31774-2015)と「漢方薬供給チェーン管理におけるエンコードと表記」(GB/T 31775-2015)という一シリーズの漢方医薬国家標準を発表した。これは我国が統一的な漢方薬、漢方処方、漢方薬供給チェーン関係エンコードシステムが整備したことを意味する。当該標準シリーズは今年の12月1日から正式に実施することになった。
「漢方薬エンコード規則およびコード」(GB/T 31774-2015)は漢方薬のエンコード規則を規定し、1219種類の漢方薬材、1603種類の加工済み漢方薬材、1364種類の漢方配合粉薬、1337種類のサブミクロン粉末型漢方薬材などを分類、エンコードした。「漢方処方エンコード規則およびコード」(GB/T 31773-2015)は漢方処方の分類とコードの構造を規定し、1089種類の漢方処方を分類、エンコードした。「漢方薬供給チェーン管理におけるエンコードと表記」(GB/T 31775-2015)は漢方製品の貿易プロジェクト、産地、メーカー、格付け、生産日時、ロット番号、シリーズ番号、量など製品ラベルの内容に関するエンコードと表記を規定した。
関係専門家の紹介によると、当該標準シリーズは漢方薬、漢方処方分類コードに関する学術的体制を確立し、漢方薬、漢方処方、漢方供給チェーンのエンコード規則およびコードを確定し、常用漢方薬材、加工済み漢方薬材、漢方配合粉薬、サブミクロン粉末型漢方薬材、サブミクロン粉末型漢方配合粉薬、漢方処方、漢方薬供給チェーン管理などに関する「辞書バンク」を立ち上げた。
当該標準シリーズは唯一性、科学性、発展可能性および安定性を持つことが長所で、その応用は全国ひいては全世界で漢方処方、漢方薬の名称、品目および規格を統一化させ、「一つの名前、一つの処方、一つの品目、一つのコード」という目標を達成させ、「処方による漢方薬統括」も実現でき、処方が同一でも名前が違ったり、処方が異なっても名前が同様になったり、薬が同様でも名前が違ったり、薬が異なっても名前が同様になったりする現在の混乱を避け、漢方医療サービス分野と漢方薬産業で自主革新、相互補完する漢方医薬分類とエンコードのシステムを構築することができる。
(出所:中国医薬新聞2015-10-30)