2015年12月4日、国家食品医薬品監督管理総局は北京で全国薬物臨床試験データ審査業務関係座談会を開催し、以前の段階における臨床試験データ自主チェックと審査の状況を発表し、次の段階の業務を割り当てた。国家食品医薬品監督管理総局の毕井泉長、呉湞、孫咸沢副局長、郭文奇食品安全総監が会議に出席した。
会議では、薬物臨床試験は市販医薬品の品質を保証するための肝心な一環で、臨床試験データのねつ造は医薬品の有効性と安全性にも、医薬品科学研究と技術革新にも、医薬品審査承認の能率にも、中国製薬産業の国際競争力にも深刻な影響を与えると強調された。臨床試験データねつ造行為の取締に力を入れることは最厳格な監督と管理を行うための具体的な行動で、医薬品審査承認制度改革促進の重要な内容で、国民の身近な利益を守るにも必要であるという。
また、会議では、各級食品医薬品監督管理機関は臨床試験データに対する監督管理責任を真剣に果たし、申請企業の申請資料信憑性保証という主体的責任、臨床試験機構の管理責任、臨床試験研究者の直接責任およびその共同研究組織の関係責任が確実に果たされるよう促すと求められた。企業がよりよく自主チェックを行うよう促進し、自主的な誤り訂正を推奨し、データねつ造を厳しく処罰し、データねつ造とデータが規範に合わないもしくは不完全であることという性質の異なる2種類の問題を区別して対処しなければならないという。
各省(自治区、直轄市)の食品医薬品監督管理局の責任者、総局関係部署、直属機構の責任者も会議に参加した。
(出所:CFDAサイト2015-12-04)