最近、国家食品医薬品監督管理総局は「食品医薬品安全信用体制確立の促進に関する指導意見」（以下「意見」と略称。）を打ち出し、食品医薬品安全信用情報データベースと情報交換・共同利用プラットフォームの立ち上げを加速化させ、信用情報収集、管理と公開に力を入れ、食品医薬品生産経営企業および関係スタッフの信用度ランク付けを行い、信用を守ることへの奨励と信用を守らないことにへの処罰を実施し、食品と医薬品の安全を最大限に保障すると明確に決定した。

食品医薬品安全信用体制の確立は3つの段階に分けられる。2016年年末までに、主に食品医薬品安全信用体制の統括的設計を完了し、関係制度を整備し、企業および関係スタッフの信用情報調書を保管し、信用情報データベースの立ち上げを始め、製品分類の特徴によって食品医薬品生産と経営に携わる企業の信用度ランク別分類管理標準を制定し、信用度ランク付け・評価制度を基本的に確立する。2017年から2018年の間、食品医薬品安全信用情報データベースを基本的に立ち上げ、食品医薬品生産と経営に携わる企業の信用度評価制度と信用度ランク別分類管理標準を整備し、信用体制の確立を全面的に推し進める。2019年から2020年の間、国、省、市、県レベルの食品医薬品監督管理機関をつなげる食品医薬品安全信用情報データベースを設立し、関係監督管理機関が情報の共同利用と交換、信用度評価結果の公開、共同懲罰を行うよう実現し、食品医薬品の生産と経営に携わる企業および関係スタッフの信用度ランク付け分類管理を行い、社会による共同管理という状況になる。

「意見」では、各級食品医薬品監督管理機関が信用体制確立業務の統率と指導に力を入れ、関係業務指導チームを設立し、具体的な実施案を研究したうえで制定するよう要求された。食品医薬品安全信用管理、信用記録を企業の信用度ランク付けと分類の重要な根拠とし、企業が食品医薬品安全信用体制の主体としての責任を果たすよう導かなければならない。食品医薬品安全信用体制の確立を日常業務の重要な内容とし、その実施の加速化を推し進めなければならないという。

（出所：CFDAサイト2015-12-17）