最近、中国のメディアは日本のメディアの記事を転載し、日本化学及血清療法研究所=化血研)が生産した血液製品は使用者をエイズに感染させたため、重罰に処される可能性があると報道した。これを受けて、中国国家食品医薬品監督管理総局の報道官は現在、我国では、ヒト血清アルブミン以外の血液製品の輸入はいっさい禁止され、輸入したヒト血清アルブミンのうちも日本製のものは存在していないと発表した。

また、同報道官は現在、我国は血液製品に対しては厳しい監督と管理の措置をとっているため、献血者の身分がはっきりし、健康状態にあるという前提で、献血が可能になると述べた。生産用血漿の場合は厳しい検査制度を実施し、血源由来源選択検査試薬を使用し、B型とC型肝炎、エイズ、梅毒などに対しては2回も検査し、関係試薬もロットリリース取得後の配給という形で管理されるという。また、関係試薬はその生産企業が合格と判断した後、国が指定した機構で再び検査と審査を受け、合格と判断したうえで市販するようになる。国家食品医薬品監督管理総局は我国の34社の血液製品メーカーに対する追跡検査を毎年行い、問題を発覚した際に速やかに対処し、規定どおりに生産を行い続けるように促してきた。ここ数年間、我国の血液製品メーカーは全体的によく運営でき、深刻な品質問題と法律・規定違反問題は発生しなかった。

（出所：CFDAサイト2015-01-11）