2016年1月14日から15日まで、全国食品医薬品監督管理および党風樹立、廉潔政治確立業務会議は北京で開催された。会議では、李克強総理と張高麗副総理の重要な指示、汪洋副総理による食品医薬品安全業務をよりよく実施するための重要談話の精神が伝えられ、勉強された。国家食品医薬品監督管理総局の毕井泉局長は業務報告を行い、中央紀律検査委員会の李五四チームリーダーは同委員会の第六回全会の精神を伝え、党風樹立と廉潔政治確立に関する報告を行った。
毕井泉局長は業務報告で、2015年食品医薬品監督管理業務の業績を十分評価し、2015年の一年間、各級食品医薬品監督管理機関は「四つの『最厳格』」の要求に従い、目立った問題の解決に力を入れ、リスクを制御し、安全を保障したと述べた。新しく修訂された「食品安全法」も2015年10月1日から実施開始になった。これは我国の食品安全関係事業が法治化の軌道に乗り、重要な一歩を歩み出したことを意味する。総局は「食品安全法実施条例」、「医薬品管理法」および関係規定、規範の制定、修正業務を推し進め、最厳格な監督管理制度を構築した。また、医薬品医療機器審査承認制度の改革を始め、「医薬品審査承認関係若干政策に関する公告」を発表し、過去一年間で9394件の審査を行い、前の年より90%も増加し、ドラッグラグ問題の解決でも成果が現れはじめた。臨床試験データねつ造に対する処罰を行い、医薬品研究開発の生態環境を浄化した。監督管理手段と方法を革新し、進行中と事後における監督管理の能率を高めた。情報公開と広報活動に力を入れ、生産経営関係企業の主体的責任を確実に果たさせた。「四つの『有り』と二大責任」の目標が地方で確実に実現されるよう促し、地方末端組織の監督管理能力向上に努めた。各分野の業務はいずれも新しい成果をあげ、「第十二期五ヵ年」計画期間中における食品医薬品安全関係業務も円満な終止符が打たれたという。
2016年は「第十三期五ヵ年」計画実施開始の年で、改革を深化し続けるために、六つの分野の業務を推し進め、すなわち、地方業務に力を入れ、「四つの『有り』と二大責任」の目標が積極的に実現されるよう促進すること、インフラ建設、監督検査、製品抜取検査、案件取り調べ、審査承認制度改革の強化に重点を置くという。また、医薬品審査評価許可制度の改革を引き続き推進し、ジェネリック医薬品品質と治療効果の一致性評価と医薬品上市許可保有者制度の試行の加速化を促進し、臨床治療効果を主導力とする審査承認制度の確立を検討する。医療機器審査承認制度の改革を引き続き推進し、医療機器分類改革を促進し、医療機器標準管理を改善し、医療機器の革新と開発を奨励し、省級医療機器審査承認関係職務能力の評価を推し進め、医療機器関係臨床データ検査業務を適時に始める。食品生産経営許可制度の改革により力を入れ、特別食品の市場参入と管理を厳格に行いし、食品生産経営許可審査評価メカニズムの構築を研究し、新しく修訂された生産経営許可証使用開始に関する業務をよりよく実施する。
国家食品医薬品監督管理総局の王明珠、滕佳材、呉湞、焦紅、孫咸沢副局長、食品安全総監の郭文奇氏が会議に出席した。各省(自治区、直轄市)および新疆生産建設兵団、計画単列市、副省級省都都市の食品医薬品監督管理機関の代表、解放軍ロジスティック部門医薬品監督局の代表、国家食品医薬品監督管理総局各部署および直属団体の代表も会議に出席した。
(出所:CFDAサイト2015-01-15)