中国国務院の李克強総理は2月14日に国務院常務会議を主催し、医薬産業の革新とレベルアップなどの促進を図り、よりよく国民にサービスし、経済の安定成長を実現させる業務の割り当てを行った。また、伝統医学の長所を生かして国民に奉仕するようと漢方医薬の発展をより促すための措置を確定し、サービス貿易革新を試行し、対外貿易のモデルチェンジを推し進め、サービス業の競争力を高めることも決定した。
会議では、医薬産業は国民全体の健康にかかわり、市場と需要も巨大で、どの国でも重要な産業だと指摘された。また、医薬衛生体制の改革に合わせて、我国の医薬産業の発展を加速化させるのは国民の医療衛生ニーズをよりよく満たすことにも、健康中国という国づくりの促進にも、経済成長の潜在力の発揮にも重要な意味を持つという。会議では、以下の四つのことも確定された。一つ目は国民の特需を正確に把握し、先発医薬品、初模倣のジェネリック医薬品、漢方薬、新型製剤、ハイエンド医療機器などの開発と革新に力を入れ、腫瘍、糖尿病、心血管と脳血管疾患などの多発病と稀少疾病の重要な治療薬の産業化を加速化すること。特許取得済み国産先発医薬品とブランドを持つジェネリック医薬品の国際登録と認証もサポートする。二つ目は安全性評価と製品フォロー体制を整備し、全プロセスにおける品質管理を強化し、国際的に認められた先進的水準を参考とし、医薬品と医療機器基準厳格化措置をとり、特に必須医薬品の品質を高めること。製品の品質保証と安全のための商業保険を強制的に利用させる方法を模索する。三つ目は医療、医療保険、医薬連携改革に合わせて、臨床特需医薬品と医療機器類製品の審査承認を速めること。税金、価格、政府調達などに関する政策を改善し、産業ファンド利用などのモデルを模索し、医薬産業化と新製品の普及をサポートする。医薬企業の合併と再編をサポートし、リードする企業を育て、「小型、分散、混乱」という業界問題を解決する。四つ目は都会部も農村部もカバーする現代的医薬流通ネットワークを確立し、医薬品と薬材の価格をしだいに整理してまとめる。全国医薬品情報サービスプラットフォームを立ち上げ、価格、品質などの情報を公開し、国民からの監督を受ける。
(出所:CFDAサイト2016-02-16)