2011年9月23日に、国家食品医薬品監督管理局は通知を出し、塩酸クレンブテロール錠剤が中国での生産、販売と使用を停止させ、批准された証明文書を取り消すことを決定した。
2009年から、国家食品医薬品監督管理局は塩酸クレンブテロール錠剤を対象に再評価を展開していた。国内外の不良反応状況を検索し、塩酸クレンブテロール錠剤の生産、経営状況及び各レベルの医療機構での使用状況を調査し、また幅広く医学、薬学などの関係分野の専門家の意見を聞き取った後、再評価のコメントとは、塩酸クレンブテロール錠剤が潜在的な濫用のリスクが存在しており、また臨床の価値が限られており、長期間にわたる不合理的な使用が患者の肺心機能に厳重な影響を与えることがあり、中国での使用リスクは効果より大きいのである。

　 「医薬品管理法」の関係規定により、国家食品医薬品監督管理局は塩酸クレンブテロール錠剤が中国での生産、販売と使用を停止させ、批准された証明文書を取り消し、地元の食品医薬品監督管理局より生産された医薬品を焼却することを監督すると決定した。

　 塩酸クレンブテロールのその他の剤型にはエアゾール、パウダースプレー及び復方製剤などがあり、これらは処方医薬品の管理とし、医者の指導の下での使用は安全であり、潜在的な濫用のリスクが低いので、保留した。

（出所：SFDAウェブサイト　2011年09月29日）