国家食品医薬品監督管理局が牛黄含有漢方製剤などの監督管理強化を要請
牛黄含有漢方製剤などの監督管理を強化し、処方薬の生産管理を強化するために、2012年12月14日国家食品医薬品監督管理局はその詳細事項に関する通知を発表した。
同通知では、国家医薬品標準処方録に明記される牛黄含有の急病重症患者用臨床医薬品及び他の剤形や規格の牛黄含有医薬品を生産する場合、天然牛黄の代替物として栽培牛黄と体外培養牛黄の使用は許すが、人工牛黄の使用は禁止すると決められてた。また、同通知の添付書類に記されている医薬品や他の剤形や規格の医薬品のうち、現行の医薬品基準に従って人工牛黄が成分として処方箋に書かれているものがあれば、医薬品メーカーは2013年12月31日までに、医薬品基準改定の手順に従って補足申請を行い、国家薬局方委員会の審査を受けねばならない。国家食品医薬品監督管理局が同通知を批准した日から、当該医薬品メーカーは医薬品生産において人工牛黄の使用が禁止される。
なお、同通知では医薬品メーカーに医薬品の基準に従って生産を行い薬材や原料などを勝手に代替品を使うことを厳禁している。各省(自治区、直轄市)の食品医薬品監督管理部門はこれら事項を即座に所管行政区域の医薬品メーカーに伝え、その実施を促し、監督管理を強化することが求められている。
(出所:SFDAサイト 2012-12-14)