先日、国家食品医薬品監督管理局は「医薬品副作用情報に関する通報」第52号を発表し、ヨウ素ポリアミン注射液と紅花注射液による重篤的な副作用という問題への注意を喚起した。

　 2012年、国家医薬品副作用モニタリングデータベースに収録され、ヨウ素ポリアミン注射液による副作用と思われるケースは709件あり、そのうち重篤的なケースは157件だった。副作用で多いのは、アナフィラキシーショック、喉頭浮腫、アレルギー反応、呼吸困難といった症状であった。

　 紅花注射液の主な成分は紅花である。2012年、国家医薬品副作用モニタリングデータベースに収録された紅花注射液による副作用のケースは合計3306件、そのうち、重篤的なケースは154件だった。副作用が起きた場合、主に呼吸困難、息苦しさ、アレルギー反応、アナフィラキシーショック、寒気による震え、発熱、動悸などの症状があらわれる。

　 そこで、2013年2月6日、国家食品医薬品監督管理局は医療関係者、医療機構、医薬品メーカーに対し、ヨウ素ポリアミン注射液と紅花注射液による重篤的な副作用への注意を喚起した。

（出所：SFDAサイト2013-02-06）