最近、国家食品医薬品監督管理総局は「国務院による国務院部署行政審査承認行為規範化と行政審査承認関係業務の改善に関する通知」と李克強総理の全国行政簡素化、権力委譲、職能転換関係テレビ電話会議における談話の要求に従い、徹底的に関係業務を実施するために、「行政審査承認事項の廃止、委譲における事中、事後監督管理の強化に関する意見」(以下「意見」と略称)を発表した。
「意見」では、行政審査承認事項事中、事後の監督管理に関して、10つの面における28項目の要求が出された。以下はその概要である。1つ目は廃止、権力委譲になる行政審査承認事項を明確にすること。2つ目は法律によって科学的に行政簡素化と権力委譲を行うこと。行政審査承認制度改革は「法律によって根拠を有しなければならない」。事前審査承認が必要な場合、審査承認を厳しく管理しなければならない。法律、法規が審査承認のランクについて明確に規定する場合、関係権力を任意に委譲し、廃止事項の継続審査し承認と変形審査承認を行ってはいけない。3つ目は審査承認基準を統一化、規範化させること。標準的な審査承認を推し進め、各項目の審査承認基準を公開し、基準によって審査承認を厳しく実施しなければならない。4つ目は実施能力の向上に力を入れること。審査承認特別研修を実施し、省レベルの局の実施能力に対し、評価を行い、職責、ポジション、スタッフ、手段をもっている「4つが揃え」の目標を達成させるよう確保する。5つ目は日常の監督検査を強化すること。日常の監督管理責任を適切に割り当て、類別重点監督管理、監督管理ネットワークと監督管理インテリジェント化を促進する。6つ目は違法行為を厳罰すること。重大違法行為の取締りを厳しく行い、告発と苦情処理、監督と抜取検査、日常監督管理、事件処理などに関するデータ分析に力を入れ、刑の執行とのつながりを強め、多様な措置で食品医薬品関係違法行為を厳罰する。7つ目は審査承認の登録と事後評価を厳しく行うこと。権力委譲と継続する行政審査承認事項登録制度を厳しく実施し、第三者事後評価制度の確立を模索する。8つ目は行政受理サービスを最適化すること。行政審査承認受理業務の管理を強化し、行政審査承認事項受理票制度を実施し、行政審査承認事項のサービスマニュアルを作成し、依頼を受けて受理した事項に関する監督と検査を強化する。9つ目は監督管理情報の公開をより徹底的に行うこと。行政審査承認可各項目の情報を公開し、行政と法律執行公示制度の実施を積極的に促進する。10つ目は法律によって、厳しく責任を追及すること。日常監督管理に携わるスタッフに対する監督を強化し、上から下への監督も強化し、特別法律執行の監督と検査を行う。
「意見」では、各級の食品医薬品監督管理機関は国家公共安全という高い視点から、食品医薬品安全監督管理をしっかりと強化し、最も厳格な標準、最も厳格な監督管理、最も厳格な処罰、最も厳格な責任追及を通して、合理的かつ整備された食品医薬品安全治療体制の確立を速め、農村の土地から食卓まで、実験室から病院までのあらゆる防御線をしっかりと守り、国民の食品、医薬品安全使用を確保するよう求められた。
(出所:CFDAサイト2015-06-11)