一連の政策に誘導され、推進された下、中国医薬品の研究開発は「ジェネリックを主とする」から「ジェネリックとイノベーションと結合」段階へと移行するようになった。2011年、浙江貝達薬業のイコチニブなどの数種類の一類新薬の登録が許可されたことをシンボルとして、医薬品イノベーションは多大な成果を収めてきた。
2011年10月、中米医薬品産業サミットでは、全国人民代表大会桑国衛副委員長は中国の重大な新薬創造専門プロジェクトが「第十一期次五ヵ年計画」期間中に収めた成果を公布した。2010年9月の末までに、16品目は新薬証書を獲得し、24品目の新薬登録申請が提出され、10余り品目の自主創薬は先進国で臨床試験を行い、17品目はすべての研究業務を完成し、41品目は第Ⅲ相臨床試験の研究段階、96品目は第Ⅰ、Ⅱ相臨床試験の研究段階、200近くの品目は臨床前研究段階、500近くの候補医薬品は研究の段階にはいている。その内、2/3近くの新薬は中国が世界で初めて化学構造、役目標的を確定した一類新薬であった。
国家食品医薬品監督管理局医薬品登録司からのデータによると、2011年、SFDAは国内医薬品の登録申請計644件を批准し、その内、新薬は124件であり、19%を占めた。批准された新薬の割合は同期比6パーセンテージ増となった。その内、1.1類の化学医薬品計10件を批准し、2009年及び2010年に比べると著しく増加したことを明らかにした。
一類新薬などのレベルが高いという成果の獲得は、国と業界の科学技術政策と制度の推奨結果であり、企業を主体とする医薬品科学技術イノベーションシステムが初歩的に形成したことをも意味する。
(出所:中国医薬報 2012年06月04日)