シティグループは近日、「中国医療科学技術のチャンスをつかもう」という調査報告を公表した。報告では、2012年、中国医療器械市場の予想成長率は17%、11種類の医療設備分野における市場需要が50億ドルまでに登る見込みであると示した。また、2012年と2012年から2015年までの調達需要によって、11種類の医療設備を「最も必要な設備」、「必要な設備」、「先端設備」、「関心に欠ける設備」に分けて、調達成行に対する分析と予測を行った。
最も必要な設備:65%と56%の病院は2012年及び2012年から2015年までの間に患者モニターを購入し、63%と56%の病院はこの二つの期間にカラー超音波診断装置を購入する予定である。
必要な設備:40%~50%の病院は2012年に麻酔器、DR及び生化学分析装置を購入する予定です。この割合は2012年以後から30%~40%までに下がる見込みである。
先端設備:10%~30%の病院は2012年に目標をLA、DSA、MRIとCTの購入に絞る。
関心に欠ける設備:わずか8%と13%の病院は白黒超音波診断装置とCRを2012年の調達リストに加える予定であり、2012年以後の需要が50%減見込みである。
調査では、多国籍企業は引き続き中国の医療設備市場において先頭に立っていることを明らかにした。調査した11種類の分野では、10つの分野が多国籍企業のブランドに占有されている。80%以上の取材された人が医療設備を購入するときには、まず多国籍企業を選ぶ傾向があり、調査報告では多国籍企業の主導的地位が変わらないだろうと予測している。
(出所:医薬経済報 2012年02月15日)