商務部の統計によると、2010年、中国マクロ経済環境が全体的な好調を見せた。医薬衛生体制改革を深く推進している背景の中において、医薬品流通業界の全体は平穏で迅速な発展を保っていた。2010年に、医薬品流通業界の売上総額は7,084億元（全業界税込み）、去年に比べると24.6％の増となった。その内、小売市場の売上は1,275億元、去年に比べると20％の増となった。

　 2010年に、医薬品流通業界の利益は安定上昇を実現した。577社の直接に報告した企業が記入したデータによると、医薬品流通企業の主要業務収入は4,907億元、109億元の利潤を獲得し、平均利潤率は2.22％、売上総利益率は7.56％、費用率は5.50％である。重点企業の利益獲得能力は絶えずに高めることに繋がれ、業界全体の利益は安定成長になった。

　 医薬品卸売企業の合併・再編成の歩みが加速され、業界の規模化、集中化のレベルは一層向上させている。主要業務収入トップ100社である卸売企業の売上規模は同期の全国市場規模の78％を占め、2009年より８パーセンテージ近く上回った。その内、トップ20社の売上は3,013億元に達し、同期の全国市場規模の53％を占めた。トップ3社の売上は1,533億元に達し、同期の市場規模の26.7％を占め、2009年より5.8パーセンテージを上回った。

　 医薬品小売チェーン企業は発展が速く、小売販売の構造が大きな変化がなかった。売上トップ100社の売上総額は678.6億元、同期比16.7５の増となった。その内、トップ10社の売上は278.5億元、同期比18.3％の増となり、トップ100社の売上総額の41.1％を占め、同期比1％の増となった。売上トップ100社の売上総額の中、処方薬は32％を占め、前年より1％を高め、非処方薬は38％を占め、同期比1％の減となり、非薬品類（保健品を含む）売上のシェアーは30％で、前年に比べるとほぼ同じ水準を保っていた。

（出所：中国医薬報　2011年08月26日）