9月27日から28日まで、アジア太平洋経済協力(APEC)とアメリカ合衆国国際開発庁（USAID）の主催、国家食品医薬品監督管理局の共催、中国食品医薬品検定研究院が事務局として行われたアジア太平洋協力ライフ・サイエンス・イノベーション・フォーラム（APEC　LSIF)の医薬品安全と検定技術シンポジウムは北京で開催された。これは、APEC LSIFが行われる四回目の偽医薬品取締りをテーマとするシンポジウムである。

　 シンポジウムの旨はAPEC加盟国の間に医薬品安全と品質に対する検定と予防技術などの分野における情報の分かち合いを図り、快速検定技術の応用を研究討論し、APEC加盟国が偽造医薬品に対する取り締る能力を向上させることである。今年、APEC加盟国は検定技術を重点的に研究し、地域提携を促進するほか、公衆が偽造薬に対する認識を向上させることにも取り組んでいる。

　 シンポジウムでは、国家食品医薬品監督管理局辺振甲副局長は、APECがアジア太平洋地域でのハイレベルの政府間経済提携メカニズムとして、各加盟国間の経済提携と交流を推進し、各国が医薬品安全保障レベルの向上を促進することにおいて極めて大きな役割を果たしたと指摘した。中国はいつも高度に医薬品監督管理技術サポートシステムの構築を重視し、「第十一期五ヵ年計画」期間中に、全国の医薬品検査機構実験室改造と計器施設に40億元近く投資し、各種の検査施設への投資も増大した。シンポジウム期間中に、中国に自主開発された医薬品検査用車が展示された。

（出所：中国医薬報　2011年09月28日）