2011年8月18日に、衛生部、国家食品医薬品監督管理局、国家漢方薬管理局が共催の第二回中国衛生フォーラムは北京国家会議センターで開催された。今回のフォーラムは「持続的な健康発展」をテーマとして衛生改革と発展を検討した。全国人民代表大会常務委員会韓啓徳副委員長は会議に出席し、衛生部部長、フォーラムの議長陳竺氏はフォーラムでスピーチを行った。
陳竺氏はスピーチの中で次のように指摘した。改革開放の30年あまりの間、中国のGDPは連続して30年間、10%の高速成長を保持しており、世界経済の奇跡を作り上げた。2010年に、中国のGDPは一躍に世界の第二位になった。21世紀に入って以来、中国政府が社会発展を更に重視し、貧困改善、医療、教育、住宅、就職等を公共政策の重点に置いた。

陳竺氏は次のように強調した。「第十二期五ヵ年計画」の時期は中国衛生改革発展の鍵となる時期で、「第十二期五ヵ年計画」の衛生目標を実現するために、衛生部は確定した医療改革の重点任務は下記の通りである。

一、医療保障システムを整備させる。新型農村医療合作制度のカバー率は95%以上の維持、資金調達水準を絶えずの向上、逐次に都市と農村の資金調達及び保障水準の差の縮小、重大な疫病保障業務の展開、支払い方式の改革を全面的な規範、推進等の内容を含む。

二、県クラス病院の改革を突破口とし、公立病院改革を深化させる。公立病院サービスシステムを更なる企画し、公立病院の補償メカニズムを整備させ、公立病院の監督管理メカニズムを作り上げ、整備する。

三、医薬品供給保障システムを作り上げ、整備する。基層の医療衛生機構で基本薬物制度を全面的に実施する。基本薬物リストを完備させ、医薬品安全のレベル及び大衆の安全に医薬品使用に対する満足感を絶えずレベルアップさせる。

四、公共衛生と医療サービスシステムの建設を強化する。医療サービスシステムの構造とグレードをよく企画しあげ、医療機構間の分業、協力を促進し、医療の連続性を向上させ、社会資本の医療機構の創設を推奨、誘導する。

五、逐次に基本公共衛生サービスの均等化を促進する。国家基本公共衛生サービスプロジェクトを継続に実施し、重大な疫病の防御とコントロール、重点人群れ及び健康危険要素という三つの大きな種類の重大公共衛生サービスプロジェクトに対し、サービスの内容を絶えず拡大する。

六、漢方薬の役割を積極的に発揮させる。漢方薬が基本公共衛生サービス及び基本薬物制度の中での更なる役割を発揮し、漢方病院のサービスシステムを整備させる。

七、健康産業事業の発展を加速させる。医薬産業構造最適化のグレードアップを推し進め、社会資本が健康サービス業の大きく発展するのを推奨し、高齢者ケア、カンセリング、栄養カンセリング、口腔保健、リハビリテーション、ホスピスケア等サービス業の展開を推進する。

(出所: 衛生部ウェブサイト 2011-8-18)