今年の上半期、漢方薬対外貿易額が前年同期比で2割増加
今年の上半期、我国の漢方医薬製品輸出入貿易は明らかに回復し、その輸出入総額は前年同期比23.94%増の19.8億ドルに達した。そのうち、輸出額は前年同期比22.49%増の14.9億ドル、輸入額は前年同期比28.57%増の4.9億ドルだった。漢方製剤の輸出はやや縮小したものの、ほかの漢方医薬製品の輸出入はいずれも拡大した。
今年の上半期、我国の漢方抽出物輸出はやや回復し、輸出額が6.9億ドルに達し、前年同期比で17.16%増加した。加工済み漢方薬材の輸出額は5.5億ドルに達し、前年同期比で41.19%増加し、増加速度が大幅に高まった。漢方製剤は輸出額が1.23億ドルになり、前年同期比で5.08%減少し、漢方医薬製品の輸出入貿易で唯一輸出額の下がった大品目だった。保健製品の輸出額は1.21ドルに達し、前年同期比で16.82%増加した。
今年の上半期、漢方医薬品の輸入も大幅に拡大し、その輸入額は前年同期比28.57%増の4.89億ドルに達した。輸入量の最も大きい製品は保健製品で、輸入のメインとなったのは原料の輸入だった。また、その輸入量は前年同期比で74.58%増加したものの、その平均輸入価格は前年同期比で23.66%下がった。
図1 今年上半期我国漢方医薬品輸出市場分布図(単位:輸出額に占める割合%)
(出所:中国医薬報 2013-08-14)