最近、中国医薬商業協会は中国商務省からの依頼を受け、医薬品流通業界の運営状況に関する最新データを発表した。そのデータによると、2012年、中国医薬品流通市場のニーズは比較的に速い成長を維持してはいるが、成長のスピードは穏やかに下がったという。
また、商務省が4月23日に発表したデータによると、2012年、全国の医薬品流通業界の売上総額は1兆1122億元に達したという。同業界の売上総額は1兆元の大台を突破したのは初めて。比較不可能な要素を取り除けば、前年同期比で18%増加し、増加幅が5ポイント下がった。そのうち、医薬品小売市場の売上総額は2225億元に達し、前年同期比で16%増加し、増加幅は4ポイント下がった。説明によると、年間売上総額上位3位に入った医薬流通関係の企業やコーポレーションの主要業務による収入は全国総市場規模の28.9%を占め、前の年より2.31ポイント増加したという。それに、年間売上額が100億以上になった医薬品卸売企業は2011年の8社から10社に増えたという。
なお、商務省が発表した医薬品流通業界のデータによると、2012年、全国848社の医薬品流通企業が自ら報告した主要業務による収入は7942億元に達し、前年同期比で20%増加したという。利益総額は前年同期比16.5%増の164億元に達し、主要業務の粗利率は6.9%、平均利潤率は1.9%、平均費用率は5.2%だったという。
(出所:医薬経済報2013-05-06)