中国国家発展改革委員会が最近発表したデータによると、2012年、中国医薬産業の生産額、対外貿易額、利益額、投資額が引き続き増加しており、全体的に穏やかな成長を見せていた。
2012年末の時点で、中国医薬産業の総資産は16408億元で、前年同期比で18.4%増加した。生産額は18255億元で、前年同期比で21.7%増加した。そのうち、化学原薬は16.6%増の3305億元、化学医品製剤は24.7%増の5089億元、漢方内服液と錠剤は26.4%増の1020億元、漢方製剤は21.3%増の4136億元、バイオ製品は20.5%増の1853億元、医療機械は20.6%増の1573億元だった。また、同期の中国医薬産業の売上高総利益も14.5%増加し、工業の平均値より4.5ポイント高かった。
2012年、中国医薬産業主要業務の売上高は17950億元で、前年同期比で20.1%増加した。総利益は1833億元となり、前年同期比で20.4%増加し、引き続き高いレベルを維持していた。そのうち、漢方内服液と錠剤、化学医薬品製剤の増加が比較的速く、それぞれ27.5%と25.3%で、化学原薬、漢方製剤、バイオ製品の増加は比較的遅く、それぞれ15.9%、16.9%、14.3%となっていた。また、同期の医薬産業売上高利益率は約10.2%で、前の年とほぼ同じだった。
同期間中、欧米諸国からの需要が低下したことや一部の国々が輸入の基準を高めたことなどの影響で、医薬産業輸出入貿易の成長率は比較的大きく下がり、年間累計輸出入額は810億ドルで、前年同期比で10.5%増加した。そのうち、輸入額は6.9%増の476億ドルで、輸出額は15.9%増の334億ドルだった。
なお、国による新版医薬品GMPの実施や省エネ・排出ガス削減により力が入れられたことなどにより、医薬産業投資額は引き続き速い速度で増加し、年間累計投資額は3565億元となり、前年同期比で34.6%増加し、その成長率は全社会固定資産投資より約14ポイント高かった。
(出所:中国医薬報2013-03-12)