2010年に、全国の27の主要都市の小売OTC市場における容量は210億元で、2011年は250億元になり、2010年の増率は14.9％、2011年の増率は17.3％であった。27の主要都市の小売薬局の市場規模は461億元までに上り、同期比10.1％の増となった。小売薬局の主導者として、2011年OTCの売上は総額の約55％を占め、27の主要都市での同期増加率は約17.3％、2010年の年間同期より約2.5％増加した。

　 2011年に、OTC販売ルートの面において、大手病院は15％の売上を占めたことに対し、地級市の薬局（二級行政区）は42％を占め、県級市の薬局は9％を占め、県と農村の薬局、医薬品カウンタは15％を占め、医院、コミュニティー医院及び診療所は21％を占めた。

　 2010年、OTCの病院市場での売上は130億元、増率は約16.7％、2011年の売上は150億元、増率は約16.8％であった。

　 これからの数年間に、中国OTCの市場規模は依然として約15％の上昇率を保つだろうと見込まれている。

（出所：医薬経済報　2012年05月14日）