2012年第一四半期化学原料薬の輸出状況
中国税関の統計データによると、2012年の第一四半期に、中国の化学原料輸出額は約56.5億元、同期比5.4%の増、医薬品保健機能食品輸出総額の51.3%を占め、輸出量は150万トン、同期比0.395の減となったことを明らかにした。主な輸出市場は依然としてアジア、ヨーロッパと北アメリカであり、それぞれの輸出額が24.9億、16.2億と8.9億ドルであった。この三つの伝統的市場が占める割合は合計して88.7%に達した。
輸出の増長状況を見ると、第一四半期に中国化学原料薬が北アメリカ市場に対する輸出の増加幅は大きく、同期比21.65%の増となり、アジアとヨーロッパ市場に対する輸出額は同期比の増加幅が小さく、それぞれ2.3%と2.4%のみ増加した。アフリカとオセアニア等新興市場に対する輸出は速やかな増長モメンタムを維持しており、それぞれ25.2%と15.6%であった。
2012年中国化学原料薬の輸出は依然としてある程度の増加を保っているものの、増加幅が緩めになる傾向が出られ、輸出の年間増加幅が約20%であると見込まれている。
2012年第一四半期の中国化学原料薬輸出市場の分布状況(輸出金額の割合)
(出所:医薬経済報 2012年05月16日)