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DMFを推進し、中国製薬の信頼度を引き上げ
时间: 2012-05-31 |クリック回数:

2012年5月22日に開催された第四回DIA中国年次総会では、国家食品医薬品監督管理局医薬品登録司長張偉氏は会議に参加した欧米などの国家と地域の医薬品監督管理機構の同業者及び工業界の代表者に中国の原料薬輸出管理の方式、法規要求及び最新状況について説明した。

  先日、張偉司長は当面の医薬品安全情勢、業界が関心を持っている内容をめぐって、「医薬経済報」の記者のインタビューを受けた。


  医薬経済報:今回のDIA中国年次総会のテーマは「協力とイノベーション」ですが、当面の監督管理情勢について、SFDAがどういうふうに各国の監督管理部門、産業界及びメディアと協力を行ないますか。


  張偉:当面、医薬経済のグローバル化は医薬品発展の大きな成行で、その主な表現とは、医薬品の世界範囲での同時開発、国際間医薬貿易、多国籍製品の委託加工などがあげられます。それにつながれまして、医薬品安全監督管理の国際化と法規基準の協調、或いは接近ということです。医薬品安全リスクのグローバル化、長期化と複雑化は医薬品安全問題をもっと多くの国、地域と大衆に及ぶようになり、監督管理の難しさと不確定性も著しく増加して、世界各国の医薬品監督管理機構に厳しい挑戦をもたらした。

  そのため、「多対話、少対立;多協力、少非難;多検討、少口論」というのは、新興市場と成熟した市場の医薬品規制当局が共同で医薬品経済グローバル化の発展に対応し、監督管理における協力を強化し、相互信頼を促進し、互恵ウィンウィンを実現することにとって、主旨になるはずです。

  中国の医薬品安全監督管理は、世界各国の医薬品監督管理機構との多国もしくは二ヶ国間の協力と交流を強化することを通じて、国際の進んだ監督管理理念と経験の取り入れ、規範と基準を国際先端レベルの達成、国際認証検査と結果を相互に承認する歩みを加速させ、自身の改革発展とキャパシティー建設を加速させ、国際資源をよりよく利用して監督管理に奉仕し、国家の利益を守り、公衆の健康を保護します。

  同様に、我々は誠意をもって業界、メディア及び公衆とのコミュニケーションと交流、特に医薬品安全知識と管理リスクに関する交流が差し迫って必要があり、これらの情報をタイムリーで正しく社会公衆に伝える必要があります。そうすればこそ、受動的な局面に陥ることを避けられると思います。食品医薬品に対する監督管理を改善、強化し、国民の飲食、医薬品使用安全を保障するには、力強いニュース宣伝、メディアの情報伝達、また社会世論からの監督が離れられないと考えております。


  医薬経済報:知ったところでは、今年の後半に「薬用原薬、添加剤DMF備案管理規定」が公布されるそうですが、この制度の重要性についてコメントしていただきたいです。


  張偉:この前に起こった安全基準値を上回るクロムが検出された事件は、必ずこの制度の推進を加速させると思います。DMF制度は製薬の先進国で早くも数年前から実施された制度で、薬用原薬、添加剤と包装材料に対する管理においては、相対的成熟した制度とも言えます。

  国際管理の実践から見ますと、この制度を有効的に執行し、徹底させる重要なポイントは企業、特に薬用原薬、添加剤生産企業の誠実自律に基づいたこと、そして、力強い情報管理システムのサポートに頼ることです。中国の薬用原薬、添加剤に対する監督管理をより一層強化するために、SFDAは近年来、管理方式の研究と変革に取り組んでおり、十分に国際経験を参考にする基礎を踏まえて、「薬用原薬、添加剤届け出管理規則」を起草して制定し、また二回にわたってインターネットで公開に意見を募集しました。目下、提出された意見を研究、修正中で、同時にこの制度を実施する策略、段取り、要求をも研究しているところで、そして、実際に実施段階の業務を下準備しており、例えば情報プラットフォームの設計開発を行なっています。

  この制度を実施する重要な意義とは、薬用原薬、添加剤の情報プラットフォームの構築及び基準化、規範化した情報の収集、整理、公表及び最大限の利用を通じて、原薬、添加剤に対する管理をこれまでの医薬品監督管理部門が単独に責任を持つ方式から社会化、公開化に転換させ、企業、業界、社会と政府が共同に参与し、管理する局面を形成することです。ですから、この制度の実施は監督管理を弱めることではなく、監督管理を強化することです。

  具体的な要求は主に次の四つの方面で表れます。まず、薬用原薬、添加剤の生産企業は情報プラットフォームを通じて、企業及びその製品の企業資質、製品特長、品質指標と執行基準などを含む基本情報を公布することができ、また提供した情報の正確性、真実性及び変更の即時性に責任を負い、社会からの監督を受ける。第二に、医薬品生産企業は情報プラットフォームを通じて原薬、添加剤及びその生産企業の基本情報を調べ、またGMP要求によってサプライヤーに対する現地検査、品質検査などの定期監査業務を展開し、仕入した原薬、添加剤の品質を確保し、医薬品品質に対する保証責任を履行することができます。第三に、医薬品監督管理部門は薬用原薬、添加剤の生産企業が情報プラットフォームを通じて提供した公開及び非公開の情報(主に製品の処方、技術工程、供給ルートなど企業秘密にかかわる内容を含む)を利用して、監督検査を行い、審査評定部門はこれらの情報を利用し、医薬品生産企業が申告した製剤品目に対して関連性審査評定を行います。第四に、業界の同業者と社会公衆は情報プラットフォームを通じ、関係情報の調べ、検索することができ、虚偽情報に対して監督と申し立て、摘発ができます。

  要するに、中国の現状にふさわしい薬用原薬、添加剤管理制度を構築し、整備することは、監督管理を強化し、医薬品品質を保証することにとって切実な需要であり、限りがある監督管理の資源の下に社会管理を強化し、革新する有益な模索でもあります。


  医薬経済報:医薬品登録管理システムの構築から見ますと、登録管理の各プロセスにおける協調と協力を強化するのは、医薬品審査品質の保障、勤務能率の向上につながる重要な基礎となります。今年に「医薬品登録管理品質規範(GRP)」が公布される予定があるので、この規範の登場は中国の医薬品研究開発分野に対してどのような深遠な影響が出られますか。


  張偉:GRPは医薬品審査評定部門の行為を規範化し、拘束する法規的文書です。今は世界各国の医薬品管理部門乃至産業界が関心を寄せ、論議している話題だと思います。

  SFDAは2010年からGRP起草の研究に着手し始めまして、医薬品登録管理業務の改善、整備と更なる図っています。中国のGRP設計は登録管理体制の相違によって他国と異なっています。行政審査認定部分のGRP(医薬品登録品質管理規範)を含めるだけでなく、技術審査評定部分のGRP(医薬品審査評定品質管理規範)、現場検査部分のGIP(医薬品現場検査品質管理規範)及び照合検査部分のGLP(医薬品検査実験室品質管理規範)も含めます。

  そのために、中国のGRPは医薬品の受理、審査評定、検査、検証及び審査批准などの各プロセスに及び、その目的がトップ設計を強化し、統一に協調を行い、登録の全過程に対する管理を規範化し、全体業務の品質を確保し、システム運営の能率を引き上げるためです。

  GRPは重点的に「科学規範、公平公正、公開透明、良質で高能率、有効なコミュニケーション」との原則に従うことを強調します。これらの原則は審査評定者、管理者の申請人、投資者と研究側に対する承諾でありますし、中国医薬品のイノベーション発展と産業向上にとって切実な要求でもあります。

  GRPの推進は医薬品登録管理を整備させ、社会からの監督を引き入れ、審査認可の能率を高め、医薬品の研究開発に奉仕することができるだけでなく、医薬品研究、生産、流通と使用プロセスのGMP、GSP、GCP、GLPとGVPなどの実施とともに、医薬品生命周期の管理規範システムを構築することもできます。


  医薬経済報:審査批准を厳しくすることは近年以来、中国医薬品登録における姿勢だと思います。2011年、中国では新薬の不批准率は約30%を保っていましたと聞きました。この約30%という数字は合理的なものですか。不批准率を決定する尺度はありますか。


  張偉:不批准率は相対的な数字だと言えます。医薬品登録申請の種類の違い、研究段階の違い、歴史時期の違い及び指導思想と審査評定理念の違い等は批准率の変化を引き起こせます。例えば、新薬研究の過程と規律から見ますと、第I、II、III相臨床試験段階における絶え間ない検証と淘汰を経て、最終的に上市を批准した医薬品はわずか1/10を越えません。

  中国はジェネリック医薬品を主とする国であり、研究開発の成功率が相対的に高いものです。近年来、SFDAはかつて出現した低いレベルのジェネリック医薬品の重複開発と申請の現象という厳重な問題に対して、審査、批准が厳格に行なう原則に則って、技術基準を利用し、参入資格を設置することを通じて、有効に不良な動向の蔓延を防ぎました。同時に医薬品審査評定センターはタイムリーにすでに批准番号を持っている医薬品の情報を公布、更新することを通じて、ジェネリック医薬品に対して指示と指導を行います。

  尺度といえば、科学的基礎を根拠とする一方、中国製薬産業の発展レベルにも見合うべきです。今の段階から見ますと、尺度を厳しく把握するのは審査評定の策略です。合格に達するのは一つがあれば、一つを批准する。これは法律執行の公平の維持、医薬品使用安全の保障と業界構造調整の促進、製品品質の向上に非常に重要な現実的意義を持っています。


  医薬経済報:新しく修訂したGMPは医薬品審査評定のプロセスに、基準合格審査批准前の検査という新しい段取りを増やしました。その目的は、監督管理人が現場で、企業の申請した技術工程が確かにGMPを満たす条件で実施することを確かめるためです。検査の科学的要求も高いです。現在、国内の企業が登録批准前の検査に対する準備は十分ですかどうか、不十分であれば、その欠陥がどこにありますか。


  張偉:医薬品上市批准前の現場検査の目的とは、注意深いと分析の視点で医薬品申請の中で提出したデータの真実性と正確性を確かめ、GMP規則合致の状況を検査することです。これは、医薬品を批准するプロセスにおいて安全と有効を確保する重要な部分です。

  医薬品上市批准前の検査は国外の成功した経験を参考にして、科学性を更に強調しました。この措置の実施は、国内企業の科学とリスクに基づく品質システムづくりを指導、促進することに役立ち、医薬品生産において批准したテクノロジと執行とは一致しない問題を解決できます。

  医薬品批准前の現場検査は一貫して医薬品研究に監督する重要なプロセスです。研究過程の真実で信頼性は医薬品登録審査をよく運ぶことの基礎であり、医薬品の安全と有効を確保する源です。この二年、SFDA医薬品認証管理センターは一部の医薬品技術審査評定に合格した医薬品又はバイオ製品の品目を受け入れましたが、しかし、定められた6ヶ月間の申請期限内に企業は生産現場検査の申込を出さなかったです。表面上では、医薬品生産企業は検査を受け入れる準備ができていないようですが、実際では、一部の企業が検査を受け入れる勇気がないじゃないかと考えております。これは、生産現場検査の「鋭利な剣」の重要な役割が現れます。生産現場検査は医薬品のドラッガビリティと市場でのアクセス性を確保し、登録の法律執行の公平を維持し、研究開発におけるごまかしと不正な手段で私利を図ることを取り締まるために、制度的な保障の役割を果たす。


  医薬経済報:2012年、SFDAは全面的にジェネリック医薬品品質の一致性に対する評価の業務を配置し、今後には、規定に合わないある製品をが淘汰される可能性があり、医薬品市場に一定の影響を及ぼことだと思います。SFDAはこれらのジェネリック医薬品生産企業に何かアドバイスがありますか。


  張偉:目下、4000余りの生産企業は合わせて18.7万の医薬品登録番号を持っています。その内、化学医薬品は12.1万の登録番号を持っており、ほとんどジェネリック医薬品です。基本医薬品の中にある570品目の化学医薬品は3.3万の登録番号、2400社余りの医薬品生産企業に及んでいます。近年来、SFDAが行なった医薬品に対する品質評価性抜取検査の結果によって、一部のジェネリック医薬品は先発医薬品と比べると、ある程度の格差があることが分かりました。

  国務院の全体的配置に基づき、SFDAは「第十二期五ヵ年」と「第十三期五ヵ年」計画の期間中に、レベルアップと淘汰との結びつき、政府からの推進と企業の自発との結びつき、全面的な配慮と重点的な推進との結びつきを全体的構想として、基本医薬品と臨床における常用医薬品を主として(500余りの品目に及ぶと大略に予想)、ジェネリック医薬品品質の一致性評価業務を行なう。我々は率先して評価を行うようとする品目のリストを確定し、国家実験室と関係機構を組織して品質比較研究の模索と示範業務を行ないます。その上、より一層企業が自らで製品とコピーした製品(先発医薬品)との品質比較研究業務をを指導します。また、専門家を集めて製品品質比較研究の結果を評価します。品質一致性の要求に達すれば、医薬品の入札調達、定価、清算などの面における優遇政策を得られます。要求に合格しなければ、淘汰されます。

ジェネリック医薬品の生産企業は高度に重視し、真剣に思考して、この業務は国務院が見通しがきく出した公衆に恵みを与えるプロジェクトであり、中国のジェネリック医薬品全体的品質の持続的な向上の促進、産業の絶え間ないグレードアップにきっかけを提供し、珍しい歴史的チャンスでもあると受け止めるべきです。任務が困難で苦しいですけれども、意義がとても深いです。

  この業務の実施と新しく修正したGMPの実施、医薬品基準向上行動計画の執行などをとまとめて考えて、各自の製品生産と市場状況を結びつけて、「理性的に評価し、要点を強調し、保留もあり、放棄もある」との原則に則って、業務プランと進行スケジュールを制定する必要があります。一方、自発的に前期研究任務を引き受ける国家実験室と関係機構にサンプルを提供します。他方、SFDAが発布された指導原則に基づいて研究業務を展開し、試験データで自社の製品とコピーした製品(先発医薬品)との品質一致性を検査します。評価に合格した製品につき、企業は厳しくテクノロジ、処方と原薬、添加剤及び製剤の品質基準に基づき、生産し、製品のロット間の均一性、安定性及び品質一致性を確保し、また自発的に監督部門からの監督検査と製品に対する抜取検査を受けるべきです。評価の要求に合格しない場合、遅延なく脱退するか、処方とテクノロジに対する研究を変更した後に、要求に達するまで、続けて評価業務を展開すべきです。要するに、この業務は企業にとって、チャンスとチャレンジが並存しています。国からの政策奨励、支援と誘導がありますので、早めに展開すれば、はやめに利益を得ることができます。


  医薬経済報:最近、一つ中国の臨床CRO(開発業務受託機関)会社の上場は注目を集めています。2011年に51社の臨床試験機構或には専攻が整頓を行なわれ、又は資格が取り消されました。2012年、SFDAは臨床研究監督に対する「高圧」の姿勢を続けて保ちますか。現在、臨床研究に対する監督の全面的な強化は臨床CROにどのような影響をもらしますか。そして、これによって、臨床CRO産業の新たな局面が出現されることがありますか。


  張偉:「審査批准を重視し、監督管理を強化する」ことは今年乃至「第十二期五ヵ年計画」期間中の医薬品登録管理の指導原則です。我々は引き続き医薬品臨床試験全過程に対する監督管理に更に力を入れます。その内、CROに対する管理を強化することは医薬品臨床試験の品質を確保することにおろそかにしてはいけない重要なプロセスです。

  国際の面から見ますと、CRO業種の発達程度は一つの国の新薬研究開発キャパシティを評価する重要なシンボルの一つです。CROは中国での発足が遅いでしたけれども、発展のスピードが速いです。数量が数百社に達し、百億元近くの市場規模を形成しており、これからの数年間に約18%の業界増加率を保つと見込まれている一方、CROが引き受けられる医薬品研究のプロジェクトも年毎に増えています。例えば、2010年にSFDAが批准した916の医薬品臨床研究プロジェクトの中、約40%はCRO会社が申請者からの依頼を受けて行なったもので、これは十分にその役割がますます際立つようになっていることを示しています。しかし、中国CRO業界の建設はその発展に比べると不均衡です。

資質信用、規模の大きさ、従業員の素養と施設条件においても、自律意識、組織管理、品質保障と契約履行においても、CROの間はばらばらで、格差が大きいです。特に一部のCR0は研究開発を従事中に、試験データと資料を捏造し、不正をして、上と下の人を騙す等の法律、法規を違反する行為が存在しています。数年前に、医薬品登録申請集中整頓をへて、大波が砂をさらってゆいて、このような状況は大いに改善されましたにもかかわらず、少数の「違法の仲介業者、違法の代理業者」は依然水面に浮上しまして、業界の名声を汚すよからぬことをやっています。

  CROに対する監督管理を強化し、CRO業種の健康的な発展を促し、医薬品研究の品質を確保するために、SFDAは医薬品研究管理法規の制定、修正業務を結びつけて、CRO登録届出管理制度の構築と普及を模索しています。医薬品研究情報サービスプラットフォームを構築して社会にCROの基本状況、研究開発活動、検査結果と不良記録を公開し、またその信用等級によって分類管理を実施しようとしています。同時にCRO業種組織と協会との密接な協力を強化し、業種の「CRO臨床試験サービス管理規範」の普及を支援して励まし、CROの品質保証システムの構築を整備し、臨床研究監査人のトレーニングを強化し、資格認定管理の実行を模索し、業種組織と協会の政府管理部門と研究機構、生産企業との間に架け橋と絆の役割をよく果します。

(出所:医薬経済報ウェブサイト 2012年05月25日)

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