最近、国家発展と改革委員会は2011年1月から9月までの医薬産業経済運行情況を公布した。2011年1月から9月まで、中国医薬産業の生産、販売が継続的に穏やかな成長を保ち、対外貿易も快速に成長し、産業全体が持続好調を呈している。

一、 産業総生産高が穏やかに成長した。1月から9月まで、医薬産業が実現した生産高は11057億元で、同比28.6％成長した。その内、化学医薬品原料薬製造業の生産高は2231億元で、同比25.3%、化学医薬品錠剤製造業は2993億元で、同比23.5%、漢方薬製造業は2433億元、同比33.4%、バイオ生物化学医薬品製造業の生産高は1160億元で、同比26.3%の増である。前の9ヵ月間において、医薬産業工業の平均増加スピードは17.6%に達した。

二、 製品販売は穏やかに上昇した。1月から9月まで、医薬産業の全体の生産販売率は95.6%であり、前年同期より0.7%高まっている。2010年の同期と比べ、各子業種の生産販売率が全部上昇し、その内、衛生材料及び医薬用品の製造、漢方薬製造、バイオ生物化学医薬品製造の増幅が割合大きかった。

三、 対外貿易は快速に成長した。1月から9月まで、医薬産業輸出入は快速的な成長を呈し、累計輸出入額は537億ドルで、同比39.7%の増であった。その内、輸出は328億ドルで、同比35.7%増となり、去年全年の増加スピードより10.8%高まっている。輸入額は210億ドルで、同比46.4%、去年全年の増加スピードより22.4%高まった。

四、 利益の増加スピードはやや低下した。1月から9月までの医薬産業累計実現利益総額は1068億元で、同比20.6%増になり、成長幅は上半年より0.6%低下した。1月から9月までの販売利益率は10%で、同比0.7%低下し、今年の上半年より0.1％低下した。

五、 産業投資は快速に成長した。1月から9月まで、医薬産業固定資産投資の累計完成額は1964億元であり、同比40.4%増になり、前年の全年増幅より8.5%高まった。業種別から見ると、同比増幅が最も大きかった漢方薬飲ペン加工業は61.8%増に達し、その次は漢方薬製造業及び化学医薬品原料薬製造であり、同比はそれぞれ45.1%と45.0%の増になった。

（出所：中国医薬報 2011-12-5）