2011年上半期、中国医療器械の輸出入総額は120.51億米ドルに達し、同期比58.15％の増となった。その内、輸出額は71.34億米ドル、同期比57.34％の増、輸入額は49.17億米ドル、同期比59.34％の増となった。

　 2011年上半期、アジア、ヨーロッパと北アメリカは依然として中国医療器械の主な輸出市場で、相応する輸出額がそれぞれ22.92億米ドル、19.96億米ドルと19.29億米ドルであり、割合の合計は87.14％にのぼった。アメリカ、日本とドイツは依然として中国医療器械輸出の従来からのトップ三の国家市場であり、2011年上半期にこの三大市場での割合が42.27％を占めた。

　 製品の構造から見ると、五種類の製品の増加幅は著しいものであった。医療用ドレッシング、使い捨て用品、保健リハビリ用品、口腔設備と材料の輸出はそれぞれ108.25％、45.79%、53.41%、56.34%成長した。同時に、X線装置、CT装置、核磁気共鳴、超音波、核磁気共鳴画像装置を代表としたハイエンドの医療設備の輸出は著しく増加した。その内、核磁気共鳴画像装置の輸出量は大幅に55.13％を成長し、Ｘ線断層撮影機、カラー超音波診断機の輸出量の増加幅は20％を超えた。
　
2011年上半期、中国は90の国家と地域から医療器械を輸入した。ヨーロッパは中国医療器械の最大な輸入市場であり、割合が38.86％を占めた。ドイツ、スイス、オランダ、アイルランド、イギリス、フランス、アメリカ、日本、韓国とメキシコは中国医療器械のトップ十の輸入国であった。

　 国内の大手病院がハイエンドの医療設備に対するニーズは一層拡大しているので、中級・高級ランクの診断治療設備は持続的に大幅に成長しつつある。6月までに、ハイエンドの診断治療設備の輸入の増加幅は14.54億米ドルであり、同期比33.45％の増となって、去年の同期増加幅を上回った。輸入の品種から見ると、国外の医療設備は中国のハイエンド市場において絶対的な優位性を持っていることを明らかにした。医学画像、体外診断などのハイテク障壁製品の分野において重要な割合を持ち、CT装置、超音波危機、核磁気共鳴、心電図検査機器などのハイエンドの診断治療設備の輸入は同期比48％の増となった。