国家発展改革委員会は先日、2010年中国漢方薬製造業界の総売上が2,587.05億元、同期比25.83％増となり、新製品の売上が323.69億元、同期比26.41％増、工業売上が2,429.49億元、同期比25.08％増となったという情報を発表した。これは、2010年中国の漢方薬業種は依然として速やかに成長してきたことを示していた。

　2010年、臨床使用漢方薬の各類の市場シェアにつき、心臓、脳血管疾病用医薬品、腫瘍疾病用医薬品、呼吸系疾病用医薬品は依然として市場シェアのトップ3位を占めており、それぞれ37.71％、15.94％、10.97％で、合計市場の65％近くを占めた。2009年に比べると、心臓、脳血管疾患用医薬品と腫瘍疾患用医薬品の市場シェアは余り変わらないのに対し、呼吸系疾病用医薬品の市場シェアはやや降下を見せた。その他の大きな類の医薬品の市場シェアは同期比余り変わらなかった。

　アナグラムに対する分析によると、心臓、脳血管疾患用医薬品の主なアナグラムは心臓血管疾病用医薬品であり、60％近くのシェアを占めたことを明らかにした。呼吸系疾病用医薬品の主なアナグラムは熱邪や熱毒を解除する薬であり、シェアが63％を超えた。腫瘍疾患用医薬品はアナグラムの細分化がない。