2010年、世界経済が次第に回復されるとともに、中国のマクロ経済の情勢は着実に発展している。1月―9月のGDP成長率は累計にして10.6%増加した。これは全年の目標の実現のためのよい基盤となった。それと同時に、医薬製品の需給の必要性及び高速新しい医療改革政策が持たらした市場拡大のチャンスによって、医薬経済は急速且つ安定した発展を維持している。南方医薬経済研究所「中国医薬経済運行分析システム」モニタリングセンターのデータが示した2010年1~11月の間に医薬工業の各指標の運行の一般情況は下記の通りである。
　産業の回復、迅速な成長
　2010年の工業総生産高は12560億元に達する見込み。2009年中国の医薬工業が実現された総生産高(七つの子業界の現市場価格、以下同じ) は10048億元であった。最新の統計データによると、2010年1~11月に中国医薬工業の総生産高は11235億元に達し、同比成長率が27.48%であった。2010年中国医薬工業総生産高は12560億元に達する見込みで、成長スピードが25%前後と予想される。
生産と販売との繋がりがやや低下した
　2010年1~11月に医薬工業全体の生産販売は94.3%で、同比では0.93%低下した。各子業種から見ると、2010年1~11月に七つの子業界の生産販売率が2009年の同じ時期と比べると全部ある程度低下し、販売収入が安定的に上昇した。2010年1~11月に工業販売収入は累計にして10666億元に達し、同比では26.1%成長した。
　2009年に中国の医薬工業販売収入は9539億元に達し、同比で21.24%成長した。2010年に入り、中国の医薬工業製品販売収入成長のスピードは更に回復し、上昇した。1~2月に累計した製品販売収入は同比では28.13%、1~5月に同比では27.34%、1~8月に同比では25.32%成長した。増幅は全部2009年同期のレベルを超えた。2010年1~11月に中国医薬工業製品販売収入は累計にして10666億元に達した。
　各子業種から見ると、2010年1~11月に化学原料薬工業販売収入の成長率は23.45%、七つの子業界の中で一番低く、これは全国医薬工業全体のレベルより2.65%低い。化学製剤と中成薬、医療機器という子業種の増幅も全体のレベルより低い。
　利益レベルは持続的よい方向へ進んでいる。
　バイオ製薬工業利益が新しい、高いレベルに達し、増幅は四割増に達した
　2010年以降、医薬工業利益の増幅がやや上昇したが、成長の勢いは月毎に緩め、1~2月の39.4%から1~11月の28.32%に下落した。同比の増幅は依然として2009年よりやや上昇した。
　各子業種から見ると、2010年の1~11月に化学原料薬の利益は173.64億元に達し、同比で16.45%に成長した。バイオ製薬工業の利益レベルは引き続き新しい高いレベルが現れ、利益は153.95億元に達し、増幅は41.5%になった。漢方薬飲ぺん工業利益七つの子業界の中で成長スピードが最も早く、56.53%に達した。2010年1~11月に全国医薬工業販売の利益率は10.4%に達し、同比で0.11%迄上昇した。その内、化学原料薬、漢方薬、医療機器工業の販売利益率は2009年の同期より、それぞれ0.24と0 .25、0 .56%下がった。化学製剤産業の販売利益率は11.5%で去年の同じ時期より0.38%高まった。バイオ製薬産業の販売利益率は七つの子業界の中で一番高く、今年の1~11月に14.49%に達し、2009年の同じ時期より0.67%成長した(注: 七つの子業界は次の通りである。化学原料薬工業と化学医薬品製剤工業、バイオ製剤工業、医療機器工業、衛生材料工業、漢方薬工業、漢方薬飲ぺん工業) 。

(出所: 医薬経済報 2011-02-14)