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大塚製薬研発(北京)有限公司満志偉総経理インタビュー
时间: 2010-11-18 |クリック回数:

 CJPIスタッフ:こんにちは!私たちは中国医薬国際交流センターの中日医薬情報ネットを担当するスタッフです。中日医薬情報ネットに企業インタビューのコーナーを増設しました。大塚製薬株式会社は1981年に中国で初めての中日医薬合弁会社を率先して設立し、中日医薬協力の発展の歴史に輝かしい一ページを刻みました。貴社を中日医薬情報ネット初のインタビューにお招きし、中日医薬情報ネットの発展にも素晴しい歴史を刻んで頂きたいと思います。

 満総経理:中日医薬情報ネットに信頼且つ認めて頂き、とても光栄に思います。大塚製薬は中国医薬国際交流センターと長期にわたり良い提携関係を結ばせて頂いており、取材も心良くお受け致します。

 CJPIスタッフ:ありがとうございます。まずは、貴社の概要を簡単にご紹介頂きたいと思います。

 満総経理:大塚グループ(Otsuka Group)は153社の会社(その内の約100社は日本以外の国と地域)を所有する総合グローバル製薬企業です。2008年に設立された大塚ホールディングス株式会社(Otsuka Holdings Co., Ltd.)を含めると、計3万6千人のスタッフが在籍しております(その内、海外スタッフは1万9千人)。2009年、売上は初の1万億円(約125億米ドル相当)を上回りました。

 大塚製薬工場は大塚グループの発祥企業として、1921年に輸液剤の製造を始め、これまで90年近くの発展歴史を持つ、世界で有名な輸液剤製造のリーダー企業です。大塚製薬株式会社(Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd.)は1964年に大塚ホールディングス株式会社のメイン企業として設立されました。医薬品、健康機器、健康食品、医学検査試薬などの分野のR&D、製造、販売を一身に集め、1970年代から革新的な薬物研究を始めました。これまで数多くの独立の知的所有権を持つ新薬を開発してまいりました。

 2009年、大塚製薬株式会社は世界製薬企業ランキングで20位にランクインしており、日本では武田薬品工業株式会社に次ぎ、日本では二番目の製薬会社です。

 CJPIスタッフ:大塚製薬株式会社は歴史が長く、活力に富んだ会社であることを感じました。大塚グループは中国で多くの投資を行っていると伺いましたが、大塚製薬株式会社の中国での発展ぶりをご説明頂けますでしょうか。

 満総経理:1981年、中国の改革・開放が始まった頃、大塚グループの創造者である大塚正士氏と大塚明彦氏は遠い将来を見通し、率先して中国での事業発展を決意し、天津で中国大塚製薬有限公司の設立に成功しました。中国大塚製薬有限公司は中国で初の中外合弁の製薬企業であり、同時に中日両国間で初の合弁企業でもあります。企業名称に「中国」という国名が名づけられたことに、我々は光栄且つ誇りに思います。中国大塚は日本の先端企業の経営パターンと先端の薬品製造品質管理基準(GMP)を導入し、密封式ペット・ボトル入りの輸液剤を導入することで、中国医療レベルの向上に繋がり、国民の生活を豊かにし、製薬企業全体のレベル向上にとても重要な役割を果たしました。現在も業界で幅広く尊重され、評価して頂いております。その後も大塚は中国への投資を継続してまいりました。ここ30年、広東省、上海市、四川省、浙江省、江蘇省などの地域で、不断に20社以上への各種独資、合弁企業設立を進め、中国での投資力が最も強く、また、最も成果を上げている日系製薬企業です。我々は呼吸器系、心血管系、中枢神経系、消化器系、眼科系の新薬を導入することで、わずかながらですが、中国国民の健康レベルの向上に貢献しています。

 今年の上海万博では、大塚製薬は8つの日本の優秀企業代表の一つとして、日本産業館での展示と一連の交流活動に参加し、日中友好の促進や更なる相互理解に重要な役割を果たしました。

 CJPIスタッフ:大塚製薬株式会社は中国で急速に成長していると同時に、中国医療レベルの向上にも大きく貢献されてますので、Win-Win(双方にメリットがある)と言えますね。大塚製薬が中国で事業を展開することは、大塚製薬株式会社の全体的な発展にも重要な役割があるという事でしょうか。

 満総経理:そうです。中国に対する投資と中国で事業発展を継続させることは、大塚の一貫した方針です。中国での経営割合も高くなりつつあります。

 CJPIスタッフ:貴社の中国で益々のご発展をお祈りしております。満総経理が勤務される大塚製薬研発(北京)有限公司は、2003年に設立されたとお伺いしましたが、会社の概要をご案内頂けますか。

 満総経理:大塚製薬研発(北京)有限公司は2003年に設立されました。大塚明彦総裁は優れた先見性と見識を持ち、中国経済レベルの急速な向上とハイレベルな人材の不断な成長に伴い、中国が薬品の消費市場と生産拠点になり、徐々に新薬のR&Dにおける主力になると予見しました。我社の使命は、大塚が開発した独立した知的所有権を有する新化合物を中国に導入し、我々の優位性を十分に活かして、欧米や日本と同時に高いレベルの臨床開発を行い、逸早く新薬を完成させ、世界の開発に貢献することです。

 現在、中国はまだICHのメンバーではありませんが、我々の全ての研究開発は、ICHの要求と中国の各法規の要求に基づいて展開したものです。我々は最新の薬品を中国に導入することで、中国の消費者に奉仕することを図っています。



 CJPIスタッフ:満総経理は大塚製薬研発(北京)有限公司初の総経理でいらっしゃいますが、日系企業のトップ経営者として、中国でお仕事されることにおいて、感想または体験談をお伺い頂けますか。

 満総経理:初の董事長兼総経理として、大塚総裁からの信頼を深く感じていると同時に、会社のスタッフからの私に対する期待も深く感じています。長年にわたる勤務期間で、日系企業には独特の企業文化があるということを感じました。スタッフに企業に対する帰属感・アイディンティティを持ってもらうのは決して簡単なことではなく、この点にとても力を入れております。大塚は人材と資本が集まる企業に成るべく、我々はスタッフに常に「世界の人々の健康のため革新的な製品を創り出す」(Otsuka-people creating new products for better health worldwide)という大塚の企業理念をしっかり覚えてもらうよう教育しています。革新性に富んだ製品を全人類の健康為に不断に提供することで、スタッフの積極性と創造力を掻き立てるべきです。同時に、私は積極的に本部とコミュニケーションすることで、開発プロジェクトが時間、質、量の全てが保証されて成し遂げるよう努めています。

 CJPIスタッフ:中国の同業者として、満総経理が常に中日医薬業界の交流の促進にお力を注いでいることを存じておりますが、中日交流関連の事情を簡単にご説明頂けませんか。これは中日医薬情報ネットのスクープになると思います。

 満総経理:これまでを通じ、我々は日中両国政府機関間及び企業間のコミュニケーションを強化することが重要だと深く認識するようになり、また弛まない努力をしてまいりました。両代表団の相互訪問の実現を促し、両国間の様々なサミット、報告会へ積極的に参与し、また日本製薬企業北京部会で積極的にアイディアを提案し、企業と政府機関との対話に協力してきました。

 中国医薬国際交流センターと協力して、中日医薬情報ウェブサイト創設も、中日医薬分野での交流の促進に繋がる一つの重要なステップとなります。ウェブサイトをお互いの交流の架け橋とすることで、互いにメリットを生み、Win-Winとなり、収穫のある限り、我々はこれからも真剣且つ積極的に取り組んでいきたいと思います。

 CJPIスタッフ:その誠意に対し、敬意と感謝の意を申し上げます。私たちも中日医薬業界間の交流が益々盛んになると確信しております。

 満総経理:それは我たち共通の望みです。今後もこれまで同様、交流を深めていきたいと思います。

 CJPIスタッフ:本日はお忙しいところインタビューにお答え頂き、誠にありがとうございました。最後に、中日医薬情報ネットに一言お願い致します。

 満総経理:中日医薬情報ネットは開設から既に一年以上になり、中日両国政府及び企業間の交流を積極的に促進する役割を果たしています。我々はこのような土台を借りまして、交流を一層深め、相互理解を深めていきたいと思います。そして、中日医薬情報ネットの更なる発展を願い、中日友好と事業発展に貢献されることを期待しております。

 CJPI人员:大塚製薬株式会社は中日医薬情報ネットに対するご支援とご協力にとても感謝しております。中日医薬情報ネットを中日医薬業界の情報がインタラクティブ且つ交流の土台になるように努めたいと思います。同時に、大塚製薬研発(北京)有限公司のご繁栄、そして満総経理のご健勝とご活躍を心よりお祈り致します。
 
 満総経理:どうもありがとうございました。

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